毎月月初は、少年ジャンプ系コミックの発売日です。
漫画家さんにとっては、作品の存続がかかった重要な数字が出る、まさに審判の日。
それぞれの売り上げから、現状を振り返ってみたいと思います。
まえおき
ここから先、コミックスの売れ行きについてはAmazonランキングを参考にします。
そしてこのデータは2026年8月6日のものです。
当然、世の中の書店すべてを網羅したデータではないので、あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。
ジャンププラス
今月は2作品が第1巻リリースとなりました。
1. ドーロ☆スター【1】/原克玄 先生
まずは火曜連載中のドーロ☆スター 第1巻。
だいぶ暑苦しい書影となっております。
教習所を舞台とした純然たるギャグマンガ。
“純然たる”というのは、昨今のギャグマンガはどうしてもパロディに寄る傾向がある中で、めずらしくパロディに頼らない正統派ギャグという意味合いです。
そういった意味では個人的にはなかなか好感を持っています。
登場人物も全員気持ちのいいバカばっかりで実に素晴らしい。
中でも第3話の「〜〜かもしれない運転」の解釈が暴走していく回はまごう事なきガチ神回でした。

そんなドーロ☆スター 第1巻の売り上げはどうだったのでしょうか?

少年マンガ部門 7,260位
はい…正直予想通りすぎました。
ギャグマンガはやっぱりコミックス売り上げが伸びにくいのが現実ですね。
基本ギャグマンガって1回読んだらもういいやってなりますもんね。小学生とかだと何度読んでも楽しめるけど、大人になるとね…
厳しいですが、ぶっちゃけ売り上げとか気にせずにこのくだらなすぎる世界観のまま、平常運転してほしい作品です(教習所だけに)。
2. サナギの心臓【1】/梶本あかり 先生
続いては金曜連載中のサナギの心臓 第1巻。
すみません、僕は3話で切ってしまいました。
不快感は特にないんですけど、主人公もヒロインもまったく刺さらずでした…
ということで特に語れることもないので、サナギの心臓 第1巻の売り上げをチェックしてみましょう。

少年マンガ部門 3,647位
うへぁ〜、やっぱりかぁ。
僕の肌感はあながち間違っていませんでした。
こりゃ3巻、行っても4巻終了濃厚かな。
3. 震える右手【2】(完結)/羽田豊隆 先生(原作)、染谷リキ 先生(作画)
さぁ来ました来ました!
狂気の沙汰としか言えない羽田先生のシナリオ、それに苦笑いしながら絵を入れている染谷先生の図がありありと浮ぶ、ジャンプラの大問題児こと震える右手 第2巻の登場です。
『上下巻』ではなく『1巻、2巻』というカウントに哀愁を感じますね…
もともとはもっと続けるつもりだったけど、打ち切り故に急ぎで完結させたから、あんな支離滅裂なストーリーになったのでしょうか?
…いやそんなことはないな。序盤からイカレてたもん。
ちなみに1巻は2026年4月に発売され、少年マンガ部門で第8,922位という散々な結果でした。
さぁそれではそろそろ震える右手 2巻(完結)の売り上げを見ていきましょう。

少年マンガ部門 14,002位
だよねー
ぜひ今回の打ち切りをバネにして頑張ってほしいですね。
染谷先生の次回作に期待しています!!
4. 群脳教室【3】/市真ケンジ 先生
続いては水曜連載中、個人的にイチオシの群脳教室 第3巻。
ついに広森先輩が表紙です。エッッッッ
過去データです。
第1巻は2025年10月に発売され、少年マンガ部門で第9,300位。
第2巻は2026年2月に発売され、少年マンガ部門で第4,518位と上げてきました。
それでは、群脳教室 第3巻の売り上げを確認していきましょう。

少年マンガ部門 2,101位
おお!?かなり数字良くなってきてますよ?
やっと世界が気づいちまったか?群脳の面白さに…
いや実際面白いんですよホントに。
唐突にトーナメント化したときは盛大にズコーってなりましたが、蓋を開けてみるとこれが面白い。
敵の異星人についてはいい感じに科学的ハッタリが効いていて世界観が深まっていますし、主人公サイドの戦い方も意外性があって先が読めない。非戦闘員の広森先輩の活かし方とか最高でした。
第4巻の数字も期待できそうです。何とか打ち切り回避してくれ!
5. 魔法少女と麻薬戦争【3】/メイジメロウ 先生(原作)、野宮有 先生(作画)
続いては火曜連載…でしたが、先日最終回を迎えた魔法少女と麻薬戦争 第3巻。
ジャンプラでの連載は終了となってしまいましたが、今回のが最終巻ではありません。
打ち切りは致し方なしの内容でしたが、個人的には終盤になるにつれて尻上がりに面白くなってきたところは良かったなと思っています。
過去データです。
第1巻は2025年10月に発売され、少年マンガ部門で第5,582位
第1巻は2026年3月に発売され、少年マンガ部門で第3,516位でした。
第3巻の売り上げはどうだったのでしょうか?

少年マンガ部門 3,943位
ですねー。
群脳教室と違って、内容的にもグワッと盛り上がってきたりはしてないですからねー。
こんなところでしょう。
6. こわいやさん【5】(完結)/カメントツ 先生
続いては水曜連載中のこわいやさん 第5巻。最終巻です。
個人的にはコミックスを買っていたので、もっと続いてほしかった作品のひとつです。ジャンプラ編集部許すまじ。
過去データです。
第1巻は2025年8月に発売され、少年マンガ部門で第555位。
第1巻は2025年12月に発売され、少年マンガ部門で第315位。
第1巻は2026年3月に発売され、少年マンガ部門で第308位。
第1巻は2026年6月に発売され、少年マンガ部門で第922位でした。
それでは最終第5巻の売り上げをチェックしていきましょう。

少年マンガ部門 409位
1巻から5巻まで安定の売り上げを誇っていたと言っていいでしょう。
最後まで3桁キープでのフィニッシュ。素晴らしいじゃないですか。
なんでこれで5巻終了なのか小一時間問い詰めたい。お前に言ってるんだぞジャンプラ編集部くん??
とにかくカメントツ先生、お疲れさまでした。
あなたの脳内にはもっともっと色んなものが詰まっていると思います。それをこれからも(ジャンプラでなくてもいいので)読ませて頂ければ幸いでございます。
7. 忘却バッテリー【24】/みかわ絵子 先生
続いては木曜のエース、忘却バッテリー 第24巻。
過去データはありません笑
サクッと数字を見てみましょう。

少年マンガ部門 92位
アニメ化済み作品とはいえ、さすがの数字。
とにかく忘却バッテリーに言えるのは、主人公サイドも相手サイドも応援したくなる魅力的なキャラクターばかりなのですが、今やっている都大会決勝・VS氷河戦もまさにそう。
正直、24巻にしてベストバウトだと言い切れます。
現状、月イチ連載というスピード感は若干ネックですが、それでも内容が濃いので次巻も特に心配はいらないでしょうね。
ジャンプ本誌
ここからはジャンプ本誌。
今月は新刊はありませんので、既刊で気になったものをピックアップ。
8. UNDER DOCTOR【2】/谷本今日 先生
まずはUNDER DOCTOR 第2巻。
過去データです。
第1巻は2026年6月に発売され、少年マンガ部門で第918位でした。
第1巻はコミックス重版もかかってまずまず順調なようですね。
(ワンチャン将来のプレミア化に賭けた初版ハンターも沸いてましたが笑)
それではUNDER DOCTOR 第2巻の数字をチェックです。

少年マンガ部門 885位
わずかに上昇!好調キープしてますね。
この調子で頑張ってほしいところ。医療サイドのストーリーはしっかり作り込まれているので、早く終わってしまっては寂しいと思える作品です。
9. 回撃のキナト【2】/雨宮ケント 先生
続いては回撃のキナト 第2巻。
過去データです。
第1巻は2026年6月に発売され、少年マンガ部門で第1,684位とやや苦戦。
ですが、こちらも無事重版となってはいるようです。
それでは回撃のキナト 第2巻の売り上げをチェックしましょう。

少年マンガ部門 1,497位
なんとか食らいついているといった印象でしょうか。
本誌の掲載位置もアンカーをキープしまくっているので苦しいところですが、読後感は決して悪くはないので頑張ってほしいところ。
10. さむわんへるつ【4】/ヤマノエイ 先生
今月ラストはさむわんへるつ 第4巻。
過去データです。
第1巻は2026年1月に発売され、少年マンガ部門で第93位、
第2巻は2026年3月に発売され、少年マンガ部門で第12位、
第3巻は2026年6月に発売され、少年マンガ部門で第49位でした。
順調そのものなさむわんへるつですが、第4巻はどうだったでしょうか。

少年マンガ部門 23位
THE・安定ですね。
連載当初は大喜利ネタ切れしないかと心配していたのですがそんなことはなく、順調そのもの。
1点心配があるとしたら、ヤマノエイ先生の体調かな…けっこうセンターカラーとかも多くて大変そうですからね。
総評 & 次月発売のコミックス
ということで今月の総評。
第1巻リリースとなったドーロ☆スターとサナギの心臓はけっこうな爆死でしたがまぁ想像通りっちゃ想像通りです。
あとは個人的には群脳が売れてきているのが嬉しい限りでした。
最後に来月の予告です。
2026年9月に第1巻がリリースされるのは以下の通り。
ジャンププラス
- ヒトナー 1
- モシュネプロジェクト 上下
- あっ、悪魔ちゃん 1
- あわいの焔刃 1
- 世界を繋ぎ尽くすインターネット巫女 1
ジャンプラはどうでしょう、ヒトナーとあっ、悪魔ちゃんは健闘しそうかな。
インターネット巫女は初速はなかなかよかったけど、失速感ハンパないからなぁ。
ジャンプ本誌
- ロクのおかしな家 1
- 2年B組 勇者デストロイヤーず 1
ロクのおかしな家は巻頭カラーを勝ち取った実績もあるので、なかなかいい数字が期待できそうです。
勇者デストロイヤーずはどうでしょうねぇ…体感ですけどギャグの弾数こそ多いものの、被弾するのは1割にも満たないんだよなぁ。
空知先生の執筆ペースもかなりヤバそうなのが気がかりです。とは言ってもあまりその辺はコミックス売り上げには関係ないでしょうけども。
そんな感じで今月はここまで!
また来月ノシ
















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