HUNTER×HUNTER 第414話「仲間」感想・考察

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ひさしぶりにあの2人が登場!

連載再開第4回、ハンターハンター第414話「仲間」の感想・考察です。

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本編感想・考察入る前に。自分、苦言いいすか?

ジャンプ本誌発売日になるや否や、X(旧Twitter)ではハンターハンターの話題に花が咲いています。
こうやってあーでもない、こーでもない、あれは伏線だった―、犯人はあいつだーと考察が盛り上がるのは素晴らしいことですし、そうやって議論が交わされるのがこの「王位継承戦編」の醍醐味だと思います。

ただぁ!!

んー、最新話のスクショをX(旧Twitter)に上げてバズってイキかけてる奴ぅー

お前モラルって言葉知らないんか??

ちょっとねぇ、気持ちはめちゃくちゃわかるんですけど、最新話のスクショをインターネットに流すのはルール違反でしょ!
ひでぇ奴だと丸々1ページ×4画像投稿して気持ちよくなっちゃってる奴とかいますよ。

正直、バカがネットにアップした画像集めりゃ、ジャンプ本誌買わなくてもハンターハンター最新話が読めてしまう説あると思いますよ。

繰り返しますが、気持ちは本当にわかりますよ。画像貼った上で推察を語ったほうがわかりやすいしバズりやすいよね。
けどお前らのやってることは「漫画村」と変わんないと思いますよ。
冨樫先生が腰痛の体に鞭打ちながらも、こうやって素晴らしいマンガを描き上げているっていうのに。

ということでこれから僕はジャンジャンそういうアカウントには苦言を呈しまくっていきますのでね。
微力ですけどね。

え?お前もブログにスクショ画像貼ってるじゃんって?

僕は一応、以下のマイルールを設けてやっていますよ。

  1. 画像引用はなるべくコマレベル。1ページ丸々は絶対しない(見開きなどは例外として)
  2. 引用元情報を明記する
  3. 画像引用はコミックスが発売された話のみ。ジャンプ本誌の最新話は極力使わない
  4. 以上のルールで、自分のブログ上にアップする。X(Twitter)には極力上げない

というふうに、一応自分なりのモラルを持ってやっているつもりです。
これは冨樫先生へのリスペクトと、社会的常識に基づいた行動だと思っています。

ということでねー。もうちょっと常識の範囲で楽しみましょうよみなさん。

特殊戒厳令発令宣言を受け、動き出すベンジャミン私設兵たち

1007号室 フライング気味に動くカンジドル

戒厳令発令5分前だというのにフライングでルズールス私設兵を始末するカンジドル。
ウキウキで人殺してます。殺人に喜びを感じとるってか?

この男、まだ能力は明かされないものの「やっぱオレは ごちゃごちゃ考えるより闘ってる方が性に合うぜ」発言より、能力はわりとシンプルな強化系や放出系かな?
黒人の私設兵と面と向かったタイマンになっても、ちっとも狼狽える様子がないあたり、相手の不意を付く系の能力ではなくガチンコで正面からぶつかるタイプの能力者っぽさを感じます。

一方で、ルズールスはこの緊急事態でも落ち着き、部下には的確な指示出し。
初期はただのヤク中かと思いましたが、なかなかキレ者なようです。
さすが、マフィアの組のケツモチしてるだけのことはあります。

1009号室 ウショウヒ&チヤマシ

ハルケンブルグの部屋に突撃しようとしているのはウショウヒ&チヤマシ。
チヤマシさんはおでこの凸が気になりますね…ゴールデンカムイの牛山かよ。

それは置いといて、ウショウヒさん。
第8王子サレサレの守護霊獣を処理したのは「異邦人プレデター」を操るリハンですが、その後1008号室の監視を引き継ぎ、サレサレ本体を殺したのがこのウショウヒくんです。

念能力は「殺人を無罪にする方法(スタンドバイミー)」。
リハンさんによると、「私設兵14名の中で最も暗殺向き」な能力です。

引用元:HUNTER×HUNTER 第381話

彼の能力をおさらいしておくと、以下のような感じですね。

・標的の半径20メートルにウショウヒ本体が居続けることが攻撃条件
・虫射球(ニードルボール)と呼ばれる念虫を具現化する
・虫射球が見つかってとり除かれた場合、その標的には二度と攻撃できない縛り
・能力者でないものに使う場合、攻撃は容易だが効果が出るまでの時間が長い その間つかず離れずでいないといけない

ということで確かに暗殺向きな能力。
ですが現在はクラピカが念能力の存在を公表したことにより、虫射球を見つからずに標的の射程圏内に留まり続けることが難しい状況。
さらに特殊戒厳令が発令し、暗殺などせずともシンプルに直接的な暴力で制圧しやすい状況。
となれば、自身の能力がお役御免気味であることを理解しているウショウヒくんでした。

なので、ここで牛山さんの能力発動。
操作系半強制的能力「蠅の王(ムテキング)」

…あれっ?ムテキングというだっせぇネーミングはともかく、「蠅の王」はシャウアプフの能力で既出ですよね?

引用元:HUNTER×HUNTER 第286話

これはコミックスで修正かな。
その前にもし間違いだったら、ジャンプ巻末の作者コメントで冨樫先生から一言あるでしょう。
ここは”見”…!

で、そのチヤマシさんの能力は、
・志願者に触れることで発動。触れ続けた時間ぶん、無敵状態にできる
 (おそらく”志願者”という表現がポイントで、対象の同意がなければ能力は使えない)
・無敵時間が終了したら、その時間の100倍、強制”絶”となる
・さらに無敵時間に受けたダメージの1/3が返ってくる
・相互協力型の能力は防げない

ということで、やはり無敵状態というチートを可能にするために、かなりの代償を支払っていますね。
無敵というよりはむしろ、特攻用の能力にさえ思える。

あと気になるのは最後の説明、「相互協力型の能力は防げない」。
なにしろ彼が今から踏み込もうとしているのは、あろうことか最強の相互協力型であるハルケンブルグの部屋ですよ。
もちろんハルケン兄さんはいまバルサミルコの肉体にinしているので、1009号室にいるわけはないんですが、とは言ってもまだ少年は残酷な弓を射る(グリマル・レ・ディソナンス)は全容が明らかになっていないところもありますからね。こいつはくせえッー!かませ臭がプンプンするぜェーーッ!!

1014号室 クラピカ&ビル&オイト王妃たちの状況整理

ワブル王子がすり替えだったという衝撃的展開となった1014号室。
これでもうワブル王子に危険はないかと思いきや実はそんなことはなく、まだまだ何が起こるかわからない、問題は山積みな状況。

問題① ビヨンドの呪いについて情報不足すぎる

そのうちのひとつが、ビヨンド=ネテロが実子に仕掛けた呪い。
この呪いが、乗船していないワブル王子(本物)を襲うか、偽ワブルに行くかすら確定していない。

今この場にいる偽ワブルが呪いの対象かもしれない。その疑惑の元ネタがこちら。
まだB・W号が出港してまもない頃、誰も死者が出ていない頃のひとコマです。

引用元:HUNTER×HUNTER 第358話

このコマも今となっては数年前の話なんですが(笑)
しっかり後々の展開を計算して描いたコマだったんですね。すごいわ冨樫先生。

このときの「ズ…」が、ビヨンドの「呪い」なのか、ビヨンド絡みでない暗殺者の念か、ベンジャミン私設兵の念かも断定できない。
もっと言うと、偽ワブル王子が発動した念という可能性も…いや、それはさすがにないか?
偽ワブル王子は壺中卵の儀を受けていないので、守護霊獣は憑いていないからねぇ。

この件に関しては、大元であるビヨンド=ネテロに吐かせない限りはどうしようもない。
そのための方法として現実的なのは、彼の非人道的なやり方を白日の下に晒し、乗船しているハンター協会員が一丸となって継承戦を中止にもっていく作戦。

発案者はビル。
彼はビヨンド側の人間ではあったが、彼や報酬に忠実なわけではなく、自分なりの信念に基づいて行動できる男でした。
ほんと、ポッと出のキャラなのにめちゃくちゃ深みのあるキャラに成長したよなービルは。

問題② 本物のワブル王子がどこにいるか誰も知らない

これはすなわち、「本物のワブル王子が、実は船に乗っている」可能性が残るということ。

オイト王妃からすれば「そんなことはいくらなんでもあり得ない!」って話なのですが、敵からしたらそんな言葉は確かめようがないことなのです。
むしろ「本物のワブル王子は船内のどこかに(王位継承権を有したまま)潜伏していて、生き残りの王子が1人になったとき、最後の最後に出てきて勝利をかっ攫う気なんだろ!?」と疑うに決まっているのです。

なので敵さんは、「ワブル王子が船内に留まっている」前提で動くわけですが、そりゃあ「マジでワブル王子が船内にいる」場合は激ヤバですよ、だって殺されちゃうんですもの。
けどまぁ、こうやって影武者とのすり替えまでやってる以上、本物のワブル王子は十中八九船外にいるでしょう(ハンター信者”十中八九”って言いがちな件)。少なくともオイト王妃の知る範囲では。

てことで、他の王子からの攻撃に関してはだいぶ安心できる状況にあるのですが、ビヨンドの呪いに関しては真逆。
なにしろ相手は呪いでして、リモートワークのように遥かなる距離を超えて呪殺できるかもしれない。
なのでそれを回避するアプロ―チは「除念」になるのですが、その除念ができない。
だって除念対象のワブル王子がここにいないから。
呪殺はリモートワークできても、除念はリアル出社しないとできないっちゅーことですよ。

そして除念しなければ、いつまでも呪いのターゲットでい続けてしまう(可能性がある)というわけです。

ところで、うまくワブル王子の居所が判明したとして、肝心の除念師をどうするつもりなんでしょうね?
まぁハンター協会お抱えの除念師ならすぐに手配できるか。今のクラピカは十二支んの一員ですし、それくらいの権限もツテも持っているはずですしね。

ただまぁ…彼女にビヨンドの呪いを「はずす」ことが果たしてできるのか?は甚だ疑問ですけど。

引用元:HUNTER×HUNTER 第325話

こうなるとワンチャン、アベンガネの再登場もあるかもしれないですね。
今のハンターは本当に何が起きてもおかしくない。

クラピカたちの対応方針決定

以上の状況から、クラピカ達の取るべきアクションとしては以下の2つが挙げられるのですが、
 ①ビヨンド=ネテロから”呪い”についての情報を奪取する
 ②ワブル王子の居場所を突き止め、除念をかけ、呪殺の危険性をゼロにする

マンパワーも時間も足りなさすぎるので、並行対応は無理ゲー。
なのでここは、現実的な①を取ることに。
ビルも指摘した通り、第5王子私設兵であるロンギとのパートナー契約とも相性がいいですしね。

具体的には第401話を再度読んでいただきたいのですが、要は「王子の中の誰かがビヨンドの実子である可能性があり」、そして「その王子を特定することが、ロンギとの契約の中で設定した”賞与”条件達成である」ということです。
なので①を進める中で、自然とロンギの賞与条件達成できる確率がそこそこ高い。
クラピカの言っている「それならばロンギの契約履行とも相性がいいですし」はそういう意味ですね。

そして②に関しても打てる手は打つ。
これに関しては、最も信頼できるハンター協会を頼ることにしたのですが、ここで最後の確認。

オイト王妃は本当に、本物のワブル王子の居場所を知らないのか?
居場所は知らないまでも、緊急時に取れる連絡先くらいは用意していないのか?

この最終確認に口をつぐむオイト王妃の反応は至極当然。
もちろん、この期に及んでクラピカを信頼していないわけではありません。
「知らない」ことこそが最上の情報漏洩対策になるから、我が子の居場所に繋がる情報だけは固く自分の中だけに秘め続けていたのです。
ビルのモノローグ「そして王妃も知らない事が最大最後の武器だとわかっている…」とはそういうことです。

やはりオイト王妃は、王位継承戦が始まる前の段階から、「継承戦参加を辞退したならば、軍にハントされて終了」ということを、今でも何よりも恐れていたのですね。

引用元:HUNTER×HUNTER 第350話

だからこそ、ワブル王子に繋がる連絡先が存在することを明かすことは、王妃にとってとても勇気の要る決断だった。我が子の生命を左右する決断ですからね。
(まぁ、クラピカがその気になればダウジングチェーンによる尋問があるので、ウソはつき通せないとわかっているんでしょうけど)

今週最後の場面。クラピカの仲間たちへの信頼と、まさかのゴンキル登場

今週ラストの場面。
クラピカの口から、あのクラピカの口から発せられた言葉です。

ですが…これだけは断言します
私には 自分以上に信頼出来る仲間がいます!

私の命に賭けて誓います
彼等なら 必ず王子を守ります!

そして信頼できる仲間としてゴンとキルアの姿が!!
エモい、エモすぎる…(涙)
久しぶりのキルア、イケメンすぎませんかね??

それにしてもまさかクラピカが、仲間を頼るとは。
全部1人でやりたがるクラピカがねぇ…

引用元:HUNTER×HUNTER 第110話

ハンター試験、ゾルディック家、そしてヨークシンシティで仲間への信頼は絶対のものになっていたけれど、だからこそクラピカは仲間を巻き込みたくないと考えていました。

それでも。
今のこの状況はまさに、師匠であるイズナビから受けた「仲間を募れ、仲間を頼れ」というアドバイスを思い出していたときの通り、「現実は単純じゃない」

引用元:HUNTER×HUNTER 第361話

クラピカはクラピカで精いっぱい手を尽くして、そしてこれからも手を尽くしていく。
やれることは全部やったし、これからもそうする。

それでもどうしようもないことは、クラピカの掌から溢れることは、信頼できる仲間に頼る!
わかりますか?このクラピカの精神的成長。

そしてクラピカの心のこもった説得に、強張った表情を緩めたオイト王妃の御顔よ……
先週のヒュリコフのくもりなきまなこもそうですけど、本当に冨樫先生が描くキャラクターの表情、その表現力はヤバいですって。
冨樫先生に関しては綿密なシナリオ作りが評価されがちで、特に王位継承戦編に入ってからはなおさらその傾向が強いですが(いや実際そこもすごいんだけど)、こういうふうなキャラクターの表情描写力も尋常じゃないですよ。

ハンター協会、本格的に王位継承戦に介入か

さて、こうなるとカキン王国とハンター協会とのぶつかり合いの様相も呈してきて、ここにきて作品タイトル「HUNTER×HUNTER」が非常に”らしさ”を放ってきた感があります。
となると、選挙編で提示された情報もこれから重要要素として絡んできそうな気配もありますね。ハンター十ヶ条とかね。

本当にもう、何がどうなってもおかしくない王位継承戦編。
いろいろネガる人はいます。感想は人それぞれなので、ネガる人がいるのはしょうがないです。

けどこんなにも極上のエンターテインメントを楽しまないのは損だと思いますよ!ホントに
人生の貴重な時間をいくらか費やしてでも、しっかり理解を深めて考察に浸る価値はあるマンガだと思います。

まだしばらくはこうして毎週ハンターを読める。幸せの極みです。

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