2025年6月4日、集英社系のコミックスが発売されました。
当ブログでは2025年3月ごろからジャンプラ新連載のレビュー記事を書き始めており、それらの作品はどんなに自分に合わないなと思っても、途中で切ることなく読み続けています。
(インディーズ作品はこの限りではありません)
そんな新連載たちも、ついにコミックス第1巻が発売され始めました。
これまではPV数や「いいジャン」の数、コメントの数とったものが作品の評価指標だったわけですが、遂にコミックス売り上げという、シビアな数字が出てくることになります。
ここでは2025年6月にコミックス第1巻が発売された作品をピックアップして、連載開始から今に至るまでを振り返ってみたいと思います。
まえおき
ここから先、コミックスの売れ行きについてはAmazonランキングを参考にします。
そしてこのデータは2025年6月7日のものです。
当然、世の中の書店すべてを網羅したデータではないので、あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。
1. THE MARSHAL KING/Boichi 先生
まずは2025年2月7日に連載開始したTHE MARSHAL KING。
まだ当ブログでジャンプラ新連載レビューをしていなかった頃でしたが、間違いなく第1話時点での評価は星5つでした。
なにしろ、Dr.STONEというアニメ化までされた人気作品のBoichi先生、待望の新作ということで誰もが大いに期待していたと思いますが…
待望の第1巻。Amazonランキングはというと・・・

少年マンガ部門 1,221位
まさかBoichi先生がこれほどまでに苦戦するとは。
やはりDr.STONEという功績があるとは言っても、「アイシールド21」「トリリオンゲーム」の原作者でもあるヒットメーカー稲垣理一郎先生が原作を務めていたのが大きかったですね。
今作はBoichi先生の単独作品。
作画に関してははっきり言って誰も文句など言わない、言えないレベルのクオリティなんですが、回を追うにつれてやはりストーリーに陰りが見えてきたことは否めません。
やっぱり絵がいくらすごくてもね、ということがランキングにも表れてしまっていますね。
2. チャックび~んず/鳩胸つるん 先生
続いては、2025年3月2日に連載開始したチャックび~んず。
第1話の新連載レビューにおいては、堂々の星5つをつけたギャグマンガです。
どちらかというと出オチ感が否めないというのが、鳩胸先生の過去作品の弱点でした。
がしかし、チャックび~んずはここまで右肩下がりにならず、面白さをキープしていると思います。
さて、そんなチャクび~のAmazonランキングはというと・・・

少年マンガ部門 720位
うーん、こんなに面白いのに…
やはりギャグマンガの宿命か、コミックスは売れにくいという枷はありますかね。
サチ録もあんなにも素晴らしいマンガだったのに終わってしまいましたし。
まぁそれでも悪い数字では決してないと思います!
個人的にはこれからも応援し続けたいマンガです。
3. ドリブルヌッコあーしちゃん/モノノヴ 先生
続いては、2025年3月3日に連載開始したドリブルヌッコあーしちゃん。
第1話の新連載レビューにおいては、星3つをつけた青春サッカーマンガです。
温かみのある絵柄、そして謎のあーし語録が一部読者に刺さりましたが…

少年マンガ部門 10,531位
いやぁ…これはあまりにも散々たる結果ですね。
正直ここまで売れないとは…
わかんないですが、ここまで数字が伸びないと第2巻で終了の可能性もありますね。
最新話ではなんだかストーリーを巻きで進めている感もありましたし。
4. けものみかん/窓田究コ 先生
2025年3月13日に連載開始したけものみかん。
第1話の新連載レビューにおいては、星2つをつけたヒューマンドラマ(主人公タヌキだけど)です。
正直申し上げて、第1話時点から売れる要素がない、というか売れようとしていないとさえ思えるようなマイペースなストーリーという感じでしたが、結果は…

少年マンガ部門 10,062位
まぁ、そりゃそうでしょうね。
ただけものみかんは全15話で完結することが決まっているので、あまり売り上げとかも気にせずマイペースで最終回まで描き上げるのでしょう。
5. 大人大戦/かっぴー 先生(原作)、都築 真佐秋 先生(作画)
最後は、2025年4月5日に連載開始した大人大戦。
たった2カ月でコミックス発売という仕事の早さです。
第1話の新連載レビューにおいては、こちらもチャックび~んず同様に堂々の星5つをつけた社会ドラママンガです。
こちらも第1話時点では星5つの評価でしたが、その後もトーンダウンすることなく最新話まできていると思います。
さすが「左ききのエレン」で長期連載経験のあるかっぴー先生。
ちょっと比較するのは申し訳ないけど、新人の新連載とはやっぱりクオリティが一段階も二段階も違いますね。
作風としては、現代のSNSなどのメディアに振り回される人たちを痛烈に皮肉った、監視社会「ガーデン」という設定が本当に秀逸。
それでいて、人間の醜いところばかり描いたズーンと重苦しい作品になるのかなと思いきや、ところどころにシリアスなギャグを挟んできて、テンポよく読めてしまう作品です。
そんな大人大戦の売れ行きはというと…

少年マンガ部門 193位
これはまずまず健闘していると言っていいのではないでしょうか?
と思いきや、原作のかっぴー先生によると、まだ打ち切り回避ラインギリギリらしいです。
ですが僕は心配いらないと思います!ここからじりじりと売れていくはずです。
作品のクオリティは確かですから。
僕もKindleのポイント還元率が20%を超えたらちゃんと買うので(貧乏性)、かっぴー先生、待っててね!
[参考]ふつうの軽音部 第7巻は…
同じく2025年6月4日に発売された、ふつうの軽音部 第7巻。
こちらのAmazonランキングはというと…

少年マンガ部門 7位(王者の貫禄)
いや、さすがですね。
ジャンプ本誌のコミックスでもここまでの人気作はなかなか無いと思いますよ。
ぶっちゃけジャンプラ作品はジャンプ本誌作品と違って、無料で読めるんですからね。
そんな大きなハンデをものともせず、7位にランクイン。
僕がふつ軽信者ということは置いといても、この数字は本当にすごいと思います。
来月発売のコミックス
来月発売のジャンププラスコミックス、その中でも第1巻が発売となるのはこちらです。
- 人喰いマンションと大家のメゾン
- おかえり水平線
- GGG
- 銀青のプルースト
来月も振り返りレビューをしていきます!
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