ジャンププラス連載陣の最新話を読んだ感想を書いていきます。
ネタバレあり、忖度なし。
歯に衣は着せない方針でやっていきますのでご注意ください。
月曜日
ドラマクイン 第17話
妹の旧友オドリちゃんに宇宙人を始末している現場を目撃されてしまった北見&ノマモト。
前回は正直雑な展開だなぁと思ったんですが、今週はオドリちゃんとの会話の中で、改めて北見の中で気持ちに整理がついたということで、個人的には納得感の強い1話になりました。
リリィ♪のこともあって、今までのように無差別的に宇宙人を殺していいのか?と躊躇してしまった北見。
ですが、今回の話でシンプルに「正義のためではなく、嫌いだから殺す」「これは俺がスッキリするための戦いだ」と原点に立ち返ります。
街のルールやマナーを守らない宇宙人たち。
それは僕らが生きるリアル日本の問題とシンクロしてるので(迷惑系配信者とか、モラルの欠片もない訪日観光客とかいますよね)、北見の気持ちもわからんでもないなぁ。
今さらながら、このへんはDEATH NOTEと同じ系統のマンガだよね。
「法律は無力」「殺さないとわからないクズは世の中にいる」「綺麗事で世界は変わらない」っていう現実。
そんな世の中に、「もしもそいつらに私的に制裁を加えるやつがいたら…」というマンガ。
さて、オドリちゃんは北見に真っ向から敵対する姿勢。
どうする北見?
夜神月なら即始末するんだろうけどね。
ドリブルヌッコあーしちゃん 第8話
【悲報】あーし語録、なし!
この作品の一番の見どころ、やたらムズい語彙が無くなると一気にふつーのマンガになっちゃうし。
神堂くんと秤くん、男同士のヌッコ対決なので、そんなに長引かせるような話ではないですね。
それはわかるんだけど、1本神堂くんが取り返して「おっやるじゃん」と思ったら
ダイジェストで勝負終了しました。えぇ…
そのダイジェストの1コマがまたなんともいえないシュールさで、
「その手は喰うかよ!」
「クソっ また抜きが!」っていう説明口調のセリフ、お互い多重影分身している構図(チガウ)がまったく躍動感なくて笑っちゃいました…
そんなわけで秤君が光堕ちしましたけど、ご都合主義ィ…
えっ、もしかして打ち切りに向けて突き進んじゃってる?
ランキングもヤバいしなぁ。
火曜日
ダンダダン 第191話
足立先生、顔面ボコボコに殴られてかわいそすぎる…
そこを助けた警察のおじさん(ズマの義父ですね)マジカッケー!
大人がちゃんと「かっこいい大人している」マンガっていいですよね。
一方、綾瀬さんは呪いが進行している様子で、バモラちゃんに認識されなくなってきている…
一瞬バモラちゃんが闇落ちしたのかと思ったからよかった。いやよくはないけど。
ラストページ、雪白ちゃんの小人能力はやっぱり集合体恐怖症にはキツイっス!
加えて「蠅の王」の能力もキモいし、雪白ちゃんダブルでキツいキャラだぁ…
本体は作中トップクラスのビジュアルなんですけどね
MAD 第24話
今週は神回じゃないか?
妹ちゃん可愛くて頼もしいし、エイリアンの力のコントロールができ始めたジョンの活躍にはカタルシスたっぷりだし、リリーちゃんは相変わらず感情まる出しで可愛いし。
ただ、右腕だけエイリアン化したジョンの姿はなんだか既視感が…
「…ジョンの霊圧が… 消えた…!?」とならないことを祈るばかりです。笑
限界OL霧切ギリ子 第31話
やっぱり主人公のギリ子さんが出ずっぱりの回が面白いな!
ケンタッキー食べ放題って実際にあるんですね。
オレは2本で十分かな…(つーか これが限界)
ラブイズオーバーキル 第8話
前回の番外編とか普通に面白かったんですけど、また平常運転に戻りましたね。悪い意味で
ヒロインさん(名前忘れた)があまりにも人の気持ちを読めなさすぎるし、ペインキラーのことを自分の欲を満たすための、ただのモノのように扱っているので、正直こいつが出ると途端に読むのがキツくなるんだよね…
まぁ今週はそのあたりにようやくメスが入ったという意味ではよかったかな。
ペインキラーがちゃんと自分の気持ちを伝えたことによって、ヒロイン(名前忘れた)は彼の気持ちに向き合わないといけないですよね。
今週のヒキでは「どうして…?」と、ペインキラーの苦悩がまったく伝わってないご様子なのがしんどいところですけど…
水曜日
こわいやさん 第5話
埋め子さん、第1話に出てきた子っぽいですよね。
壮大に伏線を張ってる感がして、第3話以降は目が離せないマンガになりました。
「こわい」を消して回る埋め子さん。
チェンソーマンみたいなことしてるな。
木曜日
姫死んじゃった! 第4話
古典的ながら偽姫はどんどん可愛くなっていってますね。
照れ顔、ゲス顔、変顔とコロコロ表情が変わるのもgood。
インディーズ作品ながら、通常連載陣である「イマニン」「恋するワンピース」「陽光ヲ待ツ」「けものみかん」を抑えてPV数第4位(読切除く)と健闘中。
なにしろ読みやすいもんなぁ。この健闘ぶりもうなずけます。
けものみかん 第5話
うむ…いい話でした。
…うん、いい話だったよ。
……いい話だったなぁ…
………以上っす…。
金曜日
怪獣8号 第125話
重役出勤ちーっす!って感じの1ヵ月ぶりの掲載です。
マンガは実力の世界。売れたもん勝ち。ってのはわかってるんですけどね…
新連載始まって間もない漫画家の方々(新人に限らず)はSNSで告知打ったり、本編休載時は少しでも読者の記憶を繋ぎとめようと番外編を描いたり、とにかく必死に少しでも多くの人に読んでもらおうと頑張ってるのを見てるんですよ。
それを思うとどうしてもね…いいご身分ですなぁとは思っちゃうよね…
最近は「怪獣百景」でしたっけ?あれもやらなくなりましたね。
さて本編ですが、都合よくナンバーズの能力を3つだか4つだか使える天才・キコルの先読み能力があって、ようやく敵さんに接近できるようになりました。
攻勢に転じ、オペレーターさん達の実況中継も熱を帯びてきますね。
作戦通りポイント地点まで誘導完了したところで、ミナさんの陽電子砲が火を噴くぜってところで終了。
これだけ死闘を描いても致命的なのが、絶対に誰も死なないんだろうなって思っちゃうところなんですよね。
余談ですが、僕がいまいちワンピースにハマれなかったのもそれが理由。
もちろんただキャラが死ねばいいってもんではないけどねぇ。
チームでラスボスを追い詰める最終決戦というのは、呪術廻戦の宿儺戦とよく似た構図ですが、あちらは誰がいつ死ぬかわからないという緊迫感が常にありましたからね(そもそも最強の五条悟が死ぬところからスタートでしたし)
それでもいちおう、完結に向けて進んではいるのかな。
早いとこまとめて欲しいというのが正直なところです。怪8ファンの方すいません。
サチ録 第48話(最終回)
終わっちゃった…
終わるべきマンガが終わらず、続くべきマンガが終わってしまいました。悲しい。
でも、最後まで実にサチ録らしさ全開の最終回でした!
長澤先生はバイオレンスすぎるし(本当にこの人教育者か?)、
神ビームを跳ね返した校長の「待ってたぜぇ この時をォ!」は特攻の拓だし。
最後までワイワイガヤガヤで楽しかったです。
そしてサチ、ラン、ボロスの家族愛が…泣けた。
これは家族愛と言って間違いではないですよね。
ストレートに愛情を伝えるランももちろんいいし、
「サチ」と名前を呼ぶボロスに、一瞬止まるも変に茶化したりすることなく応えるサチ。
最後はいつもの日々に戻り、誕生会の続き…
楽しく、温かい気持ちにさせてくれるマンガでした。
茶んた先生お疲れさまでした!!
人喰いマンションと大家のメゾン 第6話
チャーハン、チャーハン、チャーハン…
チャーハンの存在感が強すぎていまいち本編に集中できないんですけど笑
今週はカラーページにまでチャーハンが登場してきて、いくらなんでもチャーハンガチ勢すぎる
いつか人気投票やるならチャーハンに1票入れたいくらいです。

本編ですが、消滅してしまった●ンポ君のシーンはなかなか衝撃的でしたね。
あと電報を写したコマも。ゾワッとしました。
そろそろ次週あたり種明かしパートに入るのでしょうか。
今のところ全然わからないですが、フロアの全ての扉を探索しきるとエネルギー供給が終わるってことなのかな。
不思議のダンジョンで、マップをくまなく歩き尽くす的な。
THE MARSHAL KING 第10話
ジムと校長の対決終了…と思ったらそうだった、3本勝負でしたね。
てかめちゃくちゃ徒手空拳じゃないっすか。
これガンマンの物語じゃなかったっけ?
それにしても少し気になるんですけど、画力はboichi先生なのでもちろん文句のつけようがなく、シナリオのほうもちゃんと面白い。キャラクターもジムはかっこいいし、アゲーラちゃん(36)もかわいい。
だけど何か、あと一歩ハネるための何かが足りないんだよなぁ…
PV数も読切除いて4位となんとも言えない位置だし、特筆すべきはコメント数。これがかなり伸びていない。
何が悪いんだろうな?うまく言語化できないんですけど…
コミックス1巻出たら少しは風向き変わるのかな。マンガって難しいですね。
亜人の王 第3話
3話目にしてPV数はドベまで落ちましたか(猫田びよりを除く)
なかなか厳しいですね。
本編ですが、今週もめっちゃ言葉で説明するやんでしたけど、そこまでぶっ飛んだ展開もなく普通に読めてしまいました。
住宅街の異様に薄いブロック塀とか、狭すぎる道路とか、よく見ると味わい深いんですけどね。
ランキング急落については、なまじ中途半端に読めるレベルなのが凶と出たのかなぁ。
バイオアビスぐらいぶっ飛んだB級漫画を期待する層も去っていっているのかもしれない。
とは言ってもそのバビスも無事打ち切りでしたし、どっちにしろ厳しいですかね。
土曜日
大人大戦 第4話
プロローグ完結的な今回のお話。
“ガーデン”に対して、真っ向から対抗していくのか、それともその枠組みの中でのし上がっていくのか。
どちらになるかなと思っていましたが、後者で行くようですね。
「俺がほんの数分でこの部屋を 綺麗さっぱり片づけたら…どう思う?」
→臭いものに蓋をして、上辺だけ綺麗な世界。それを例えた一言ですが、例え話としてわかりやすく、それでいて核心を突いてめちゃくちゃかっこいい…
そして、(15年間意識を失っていたため)精神的に未熟で青臭い優太郎と、ダーティな犬飼。
お互いを信用しきっていない関係ながらも、共通の目的のため手を組む。
そんな展開が渋すぎますねぇ。
ここまでは序章として完璧でしたが、次回から新章突入。
楽しみだし、なんというか安心感がありますね。面白いものを読めるであろう安心感が。
銀青のプルースト(新連載)
個別記事にアップしました
日曜日
ふつうの軽音部 第64話
個別記事にて。
GGG 第3話
「もうエピソードトークあるの?」いいツッコミするじゃあないか。
そして前回感想で「ヒロインキャラが欲しい」と書いたんですが、さっそくヒロイン候補が登場しました。
なんやかんやで無難な立ち上がりを見せている気はしますね。
あとはSNSで語り継がれるようなブッ飛んだ変態野郎が出てくるとより勢いづくんじゃないかと思います。
モノクロのふたり 第18話
やっぱりここからは連載枠を勝ち取るための戦いに入っていくんですね。
となると、ライバル達に負けないマンガを生み出せるかというのももちろん気になるところだけれど、仕事はどうするのかが興味深いです。
いくら月刊誌とはいえ、いくら原作/作画分担とはいえ、会社員との二足のわらじで続けていけるほど甘い世界ではないでしょう。
若葉さんは元々漫画家になることを夢見ていたのでいいとして、不動くんはどうるすのか。
彼は妹ちゃんを食わしていくという責任もあるわけですからね。
「普通の会社員が再び漫画家を目指す」というコンセプトがモノクロのふたりの個性でもあるので、いっそ会社員との二刀流のまま行けるとこまでいくという展開も、それはそれで面白そうですけどね。
どうでもいいけどスキンヘッドに四角レンズのメガネ(グラサン)のキャラはどうしてもラーメンハゲに見えちゃうわ笑
おかえり水平線 第5話
マジでいいマンガすぎる
はやくコミックス買って応援したいわい
秋野さんのキャラがどんどん深堀りされていっていい感じですね。
今まさにキャラが育っていってる感あります。
落ち込む秋野さんを元気づける遼馬がまた等身大で、よく描けてるわぁ。
同級生の女の子が目の前で泣いて、それも自分にはあまりピンと来ない家族のことなので、励ます言葉も自身なさげ。
次の日まで「アレでよかったんか…?」とぐるぐるする始末。
変に達観するでもなく、しどろもどろながらもなんとか元気づけようとするこの感じが男子高校生としてリアリティある。
もう一度言う、マジでいいマンガすぎる
チャックび~んず 第9話
正道(オモテ)がダメなら裏口入居だ!というアオリ文句と、全身黒タイツのチャクび~。
バキばりの無茶苦茶なルビ芸でおなじみ「忍者と極道」を一瞬思い出しました。
チャクび~を決して自宅に入れることはないけれど、「悪い奴ではない」と一定の評価はするショースケ。
び~んずを頑なに家に入れないところが面白いんだけど、それがあまり度がすぎるとギャグにならない。
そんな難しいギリギリのラインをキープしているのが地味にすごいと思います。
そのあたりのバランス感覚は鳩胸先生の豊富な連載経験によるところかなと思いますね。
クニゲイ~大國大学藝術学部映画学科~ 第25話
今週は家庭を顧みず、映画に没頭してきた大和澤監督と、息子の頑張りをここまでしっかりと見てきて、見てきたからこそ二つ返事で金を貸すと即決する大助の父親。
対照的な2人の父親が印象的な回でした。
ほんと心打たれるマンガだよなぁ~
はっきり言ってもう近々終わることはほぼ確だけど、だからこそ今からでも新規読者に読んでほしいよね。絶対損しないから。
総評
今週はとにかくサチ録完結に尽きますね。
本当にお疲れさまでした。
コメント
全裸勇者は読まれてないのでしょうか?
読まず嫌いされてるのであれば、騙されたと思って読んで頂きたいです……(当方も騙されて読んだクチです)
まだ読んでないですねぇ
せっかくおすすめ頂いたのでこの機会に読んでみます!