毎月月初は、少年ジャンプ系コミックの発売日です。
漫画家さんにとっては、作品の存続がかかった重要な数字が出る、まさに審判の日。
それぞれの売り上げから、現状を振り返ってみたいと思います。
まえおき
ここから先、コミックスの売れ行きについてはAmazonランキングを参考にします。
そしてこのデータは2026年4月6日のものです。
当然、世の中の書店すべてを網羅したデータではないので、あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。
ジャンププラス
1. 震える右手【1】/染谷リキ 先生(原作)、羽田豊隆 先生(作画)
2026年4月にコミックス第1巻が発売されたのは3作品。
まずは水曜連載中の震える右手です。
いきなり問題児の登場に俺の右手が震えるぜ!!
殺人を繰り返す「カロン」の正体を追うミステリー。
当ブログでの新連載レビュー評価では、星3つとなりました。最初はね…
ところがどっこいごっつぁんどすこいそうはいかん丸、連載3回目から急激に雲行きが怪しくなり…
よくよく考えてみたら、第1話からだいぶおかしかったなと。
今ではとてもとても星1つ以外の評価はつけられないです。
僕が説明するより、その混迷っぷりはぜひ皆さん読んで体感して欲しいんですが…
- 登場人物、全員キチってる
- しかも登場人物の深掘りが一切されないうちに凶行に走るので、感情移入もクソもない
- 動機もまったくもって意味不明、理解不能
- 奇抜な殺害方法がカロンのやり方という設定ではあるが、物理法則的にあり得なさすぎ
- 主人公を襲う奴らがなぜかワンパン食らうとあっさり負けを認める
また、黙ってればいいのにウダウダと動機を話し始める - 1話ごとに「インパクトのあるヒキ」を作るのはマンガのセオリーではあるが、キャラクターの作り込みがスカスカなので上っ面だけ用意しても、中身がスッカスカ
と、近年稀にみる低レベルなマンガ。
コメント欄も毎回大荒れで、むしろみんなコメント欄が本編とさえ思っているフシがある、読者参加型スーパーツッコミ待ち漫画と化してしまいました。
文句を言っているとこの記事が永遠に終わらないので、それではそろそろコミックス売り上げチェックに行ってみましょう。

少年マンガ部門 8,922位
はい、無事大爆死ですね。当然です。こんなもんが売れてたまるかよ
ジャンプラでのPV数とコメント数の伸びは比較的いいほうなのですが、それはツッコんでもツッコみきれない内容と荒れるコメント欄を見に来ていて、お金を出してこの作品を読むといった苦行は誰もしたくないということがこれで証明された形でしょう。
作画の羽田先生は与えられた腐りかけの素材の山から、なんとか必死に料理を作っていらっしゃるので、次回の原作者ガチャでぜひ当たりを引いてもらいたいものです。
2. .A-ドットアリス-【1】/西尾拓也 先生
続いては、火曜連載中の.A-ドットアリス-。
当ブログの第1話レビューは星1つの最低評価となりました。
マンガの面白さは絵の上手い下手に左右されない、というのが持論なのですが。
にしてもデッサンが狂った & あまりに簡略化しすぎな絵はさすがに受け入れ難かったですね。
そして令和の世に、まさかの鈍感やれやれ謎モテ無気力系主人公によるラブコメという時代錯誤っぷり。
もっとも「平成の懐かしさ」がコンセプトになっているので、時代遅れ臭が漂うのは想定通りといえば想定通りかもしれませんが。
にしてもやはり絵のアクが強すぎましたね。
僕は絵に関しては食わず嫌いしない方だったんですが、ちとキャパオーバーでした。
といったところで、ドットアリス 第1巻のランキングをチェックしてみましょう。

少年マンガ部門 6,437位
まぁ、そうなりますよね…
ちょっとこのマンガは上級者向けすぎると思います。
いまだに「おっ!?」となるような見せ場も特にないし、この先の上がり目もないでしょう。残念ですが。
ただ、震える右手を超えたことには僕は拍手を送りたい。
3. 生活マン【1】/南田冬 先生(原作)、あやき 先生(作画)
今月に第1巻がリリースされた作品、最後は土曜連載中の生活マン。
恒例の新連載レビューでは取り上げなかった作品です。
なんか、特段書くことがなくて…笑
個人的な感想としては、生活マンという名の通り、我々庶民の生活に根差した解像度高めの「生活あるある」は読んでいて面白い。
しかし、生活マンを取り巻く人間たちが闇抱え率高くて、自分には微妙に合わないというのが正直な感想です。
読んでいて不快に思うほどではないんですけど、かすかな気持ち悪さというかね。
さてそれでは、生活マン 第1巻のランキングは…?

少年マンガ部門 1,392位
はい、まぁこんなところでしょう。
ジャンル的にもなかなか伸びにくいし、派手さもないですから、どうしてもね。
がんばってほしいところではありますが。
4. WITCHRIV【2】/はくり 先生
ここからは続刊もの。
木曜連載中のWITCHRIV 第2巻です。
第1巻は2026年1月に発売され、少年マンガ部門 第241位。
露骨にジャンプラの看板クラスを期待されて始まったにしては、いまいち伸び切らなかったなという印象でした。
それでは、WITCHRIV 第2巻の売り上げを見ていきましょう。

少年マンガ部門 211位
ほぼ横ばいでしょうか。なんとか木曜の看板張ってる面目はキープといったところか(真の木曜看板は忘却バッテリーですが、休みがちなので)。
ただ一つ懸念点としては、ここからノナとミラミラというダブルヒロインを差し置いて、ラロウドくんの過去エピソードが長~~~~~いんですよね。
この記事を書いている時点での最新話が21話なのですが、まだ終わっていません。
この辺り、次巻にどういった影響を及ぼすかは少し心配です。
5. 血翼の猟人【3】(完結)/国本龍使 先生
続いては血翼の猟人 第3巻(完結)です。
第1巻は2025年11月に発売され、少年マンガ部門 第3,652位。
第2巻は2026年1月に発売され、少年マンガ部門 第21,858位となかなか凄惨な結果。
この数字なので当然打ち切りとなったわけですが、それでも個人的には結構好きなマンガでしたけどね。ぜひ次回作でリベンジかましてほしいと期待しています。
さて、それでは最終の第3巻、売り上げはどうでしょうか。

少年マンガ部門 23,486位
まぁ、3巻から急に巻き返すことなどまずあり得ないわけで。
最後も売り上げとしては非常に厳しい結果となりました。
ただもうここまできたら売り上げではないかなとも思ったりします。
ジャンプラ連載のほうで少なからずファンは獲得したし、何より経験も積んだと思うので。
僕はけっこう期待していますよ!!またお会いしたい漫画家さんのひとりです。
6. GGG-ジージージー-【3】(完結)/加太潤一 先生
続いても完結済みで最終巻、GGG -ジージージー- 第3巻です。
第1巻はデータとっていませんでした。
第2巻は2025年11月に発売され、少年マンガ部門 第16,017位という数字でした。
そんなGGG、最終第3巻のランキングは…?

少年マンガ部門 18,028位
こちらもやはり、打ち切り止むなしの数字に終わりました。
僕的にこの作品を最後まで読んで思うところとしては、とにかくバトルに向いていなかったかなと。ノーパソ1台担いだ敵キャラが(カチャカチャカチャ… ッターン!)で戦闘機ジャックとかね。あまりにもバトルとしてはお粗末でした。
一方で人情モノとしては心に留まるセリフ回しも多々あり、本当に無理にバトル化したのが悔やまれるなぁ…と思っていました。
とはいえバトルの”画”の部分に関しては迫力十分だったので、最悪、作画専念で次のチャンスを狙うという道も全然アリな方だと思います。
7. おかえり水平線【3】/渡部大羊 先生
続いては日曜にて連載中、おかえり水平線 第3巻。
すばらしい書影ですね!!
え?そりゃ透明なお湯の描写がですよ…ほっ他に何があるっていうんですか!ふっ深読みはやめてください!!
過去データですが、
第1巻は2025年7月に発売され、少年マンガ部門 第412位。
第2巻は2025年11月に発売され、少年マンガ部門 第188位と右肩上がり。
最近はX(旧twitter)公式アカウントもスタートしたりと、堅調っぷりが伺えます。
それでは、5ヶ月ぶりの新刊、第3巻の売り上げはどうだったでしょうか?

少年マンガ部門 141位
じりじりと数字を上げてきましたね!(もちろん単純比較はできませんが)
まさに堅調。堅調という言葉がぴったりです。素晴らしい。
8. 大人大戦【4】/かっぴー 先生(原作)、都築真佐秋 先生(作画)
続いては土曜連載中、大人大戦 第4巻。
過去データですが、
第1巻は2025年6月に発売され、少年マンガ部門 第193位、
第2巻は2025年9月に発売され、少年マンガ部門 第705位、
第3巻は2026年1月に発売され、少年マンガ部門 第1,510位と若干苦しい右肩展開になってしまっています。
原作のかっぴ―先生もX(旧twitter)で、苦しい売り上げ事情をつぶやいていました。
そんな大人大戦、第4巻の売り上げは…!?

少年マンガ部門 1,339位
なんとか右肩な流れは踏み留まったといったところでしょうか。
実は僕もコミックス第1~2巻までは買ったのですが、大日本広告社編でちょっと熱が冷めてしまい、第3巻は購入していません。
とはいえ配信のほうはしっかり追っていますので、「左ききのエレン」の連載もあって本当に大変だと思いますが頑張ってほしいです。
9. モノクロのふたり【4】/松本陽介 先生
続いては日曜連載中、モノクロのふたり 第4巻。
こちらは過去データなしです。
まずはサクッとランキングをチェックしましょう。

少年マンガ部門 264位
4巻で264位。悪くないですよね。決して悪くないはず。
だというのに、第38話からはまさかの最終章突入。
これはビビりましたね~。
この売り上げでも厳しいんですかね?下手したら50回連載突破も危ういですよ。
ですがこの売り上げに近しい野球・文明・エイリアンも第34話で終わっちゃってるんですよね…
わからんなぁジャンプラの打ち切り基準は。
もちろん円満終了の可能性はあるんですけど。
10. ケントゥリア【8】/暗森透 先生
お次はケントゥリア 第8巻。
僕も購入しているタイトルです。
データは2026年1月に発売された第7巻のものしかなく、少年マンガ部門 第126位でした。
第8巻はどうでしょうか?

少年マンガ部門 64位
2桁まで上昇!!来たぜェ!!
この後の第9巻は、暗森先生に人の心とかないことが証明される、あの衝撃の第71話も収録されますよ…
コミックス派の阿鼻叫喚が楽しみだぜぇフヘヘ…
この調子ならもう水面下でアニメ化企画も動き出しててもおかしくないですね。
ケントゥリアはいいぞ…
11. ダンダダン【23】/龍幸伸 先生
今月のジャンプラ作品ラストを飾るのは、火曜のエース…いやジャンプラのエース、ダンダダン第23巻。
書影はかわいすぎる雪白タソです。能力はグロいけど笑
直近だと、2026年1月に発売された第2巻が少年マンガ部門 第2位というエースっぷりを見せたダンダダン。
今回はどうでしょうか。

少年マンガ部門 5位
はいはい、十分ですね。もうダンダダンは1桁を落とすことはそうそうないでしょう。
そろそろアニメ第3期の朗報も聞きたいところですね。
週刊少年ジャンプ
ここからはジャンプ本誌です。
最初に言っておきますと、僕はまったく読んでいない作品なので、特にコメントはありません!
淡々と進めます笑
12. 隣の小副川【1】/鍋ヒデアキ 先生
まずは、隣の小副川 第1巻。

少年マンガ部門 6,954位
キビシー
(言うて無料で読めるジャンプラとは違って、課金が発生する)ジャンプ本誌と言えど打ち切り作品はこんなものですか。キビシー
そう考えるとドットアリス、けっこう健闘したんだなぁ…
13. JK勇者と隠居魔王【1】/初雛まつり 先生
今月ラストを飾るのは、JK勇者と隠居魔王 第1巻。

少年マンガ部門 4,429位
こちらもなかなかの厳しさでした。
今月の売り上げチェックはここまで!!
総評 & 次月発売のコミックス
ということで、今月は「震える右手」「.A -ドットアリス-」が予想通り大苦戦、「生活マン」もジャンルゆえの伸びにくさはあるものの、それを差し置いてもなかなかの苦戦でした。
最後に来月の予告です。
2026年5月に第1巻がリリースされるのは…なんと、ゼロ!!
撮れ高なしの考察ブロガー泣かせの月になりそうです。
続刊系は以下のものを取り上げる予定です。
ジャンププラス
- ガチャンキイ【2】
- 金のなる森【2】
- 来見沢善彦の愚行【2】
- あらばけ!荒吐グングンパーク【2】
- 野球・文明・エイリアン【4】
- MAD【7】
ジャンプ本誌
- さむわんへるつ【3】
- 呪術廻戦≡【3】
- 逃げ上手の若君【25】
まだ「UNDER DOCTOR」「回撃のキナト」「エイリアンヘッドバット」の第1刊は出ませんか~。
個人的にこのタイミングからジャンプ本誌も読むようになったので、早く取り上げたいところです。
今のところアンドクが一歩リードしてる感じですかね。センターカラーもあったし。
第1話で北斗百裂拳放ったときは(アカン)って思ったけど笑
























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