【鷹見項希過去編】周りの人もつらいよ【ふつうの軽音部 68話感想】

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ふつうの軽音部 感想
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もちろん買ったよ!

鷹見項希過去編、クライマックスへ。
ふつうの軽音部 第67話「在りし日々が枯れる」感想、考察です。

※当記事では「ふつうの軽音部」のネタバレを含みます

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前回の感想はこちら

鷹見父、めっちゃいい親父だった

学歴至高主義で落ちこぼれの竜希は見捨てるような冷たい父親なのかなという印象もありましたが、それはミスリードでした。

竜希のバンド活動はちゃんと自分の目で見てきて、メンバーには頭を下げ、竜希の病気を想ってゆっくり休むよう提言する。
しっかりした大人、しっかりした父親じゃないですか。

引用元:ふつうの軽音部 第68話

しっかりした父親だけに、じゃあなんで母親が出て行ったのだろう?という疑問もありますが。
母親が出て行ったことで、ようやく家族を大切にしないといけないという気持ちが湧いてきたという可能性もありますし、そのへんは今後語られることを待つしかないですね。

そんな息子を想うが故の父親の「音楽を辞めろ」の言葉も空しく、受け入れることができない竜希。
ますます破滅への道を歩んでゆきます。

糸さんとの決別

父親に「音楽の才能は無い」とはっきり言われた竜希ですが、意外にもその自覚はあったようです。
ですがタチの悪いことに、その自覚はあった上で単身東京へ行くことに。

破滅覚悟というよりもむしろ、破滅するために上京するようにさえ見えてしまいますね。
それほど危うい精神状態。

引用元:ふつうの軽音部 第68話

最後まで残ってくれたバンドメンバーの糸さん。
竜希への想いを打ち明けるも届かず…

いや、届いたからこそ、竜希はここできっぱり決別したのでしょうね。

引用元:ふつうの軽音部 第68話

ボロ泣きの糸さん。
悲しいけれど意外と女性はこういう失恋は引きずらないイメージがあります。
糸さんの現代編での再登場を期待したいですね。

ついに項希も声を荒らげ…

ついに竜希上京の日。

最初はどちらかというとポジティブ寄りな気持ちで、竜希を見送ろうとする項希でしたが…

「兄貴は強い」「兄貴の曲はかっこいい」「絶対すぐに売れる」という、兄を信じる気持ち。
その一方で、糸さんの「意外とメンタルもろいとこある」という言葉や、小学生時代のクソガキなど外野の心無い言葉がフラッシュバック。

項希の心をゆっくりと、不安が侵食してゆく。
そして、不安はついに、言葉となってこぼれ落ちてしまう。

引用元:ふつうの軽音部 第68話

そこからは堰を切ったかのよう。
「何言ってんだ俺……」という自覚はありながらも、想いとは裏腹に言葉だけがどんどんエスカレートしていく。

引用元:ふつうの軽音部 第68話

ウグウウウ

このあたりの心理描写の巧さ。
舌を巻きますね。タングをロールです。

繰り返しになっちゃいますが、憧れつづけた兄貴への希望。
それが周りからの言葉とせめぎ合いになり、結果的には兄貴を信じきれなくなってしまう。
この心理描写よ…

そして最後の項希の叫びは、残念ながら竜希には響くことはないでしょうね。

項希は「兄貴には食っていけるほどの才能はない」と言いますが、竜希はそのことは十分自覚していて、その上で東京に行こうとしているのだから。

自分を信じてくれた最後の人物であり、かわいい弟である項希。
彼までもが反対した。

ここから、第65話ラストの「じゃあな項希 お前は普通に生きてくれ」へと繋がるんでしょうね。
ちょうど発売したばかりの7巻に収録されているので、振り返りやすいですね。

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次回「君に語りかける」

次回はクワハリ先生渾身の回のようでして、グッドになるかバッドになるかわかりませんが、鷹見過去編を最後まで見届けます。

ところでサブタイの「君に語りかける」というと、元ネタはサンボマスターですかね?

サンボマスターは君に語りかける

もしそうだとすると、サンボマスターといえばたまき先輩過去編にて、たまき先輩が精神的にいちばん落ち切っていたときに、サンボの「輝きだして走ってく」を聴いて、悲しみを振り切りました。

今回もそんな風に、悲しみを振り切る曲が登場するのかな?
「サンボマスターは君に語りかける」のアルバムの中から。

あんまり鷹見とサンボマスターがイメージ的に結びつかないので、的中する自信は半々くらいですかね笑

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