ジャンプラ2026年3月度新連載のひとつ、「モシュネプロジェクト」の忖度なし感想・レビューです!
ネタバレありですので未読の方はお気をつけください。
モシュネプロジェクトについて
| 作者 | 冴豆祐人 先生 |
| ジャンル | SF、サスペンス |
| 掲載日 | 土曜 |
あらすじ
スペースダークサスペンス!
ジャンプ+連載オーディション2023大賞受賞作!
工場で働く吉良宮雅の前に突然現れた宇宙人・モシュネ。
コピー能力を持つモシュネの力が地球を揺るがす大事件に発展する!?
ネオ宇宙人ストーリー開幕!
ジャンププラス作品ページより引用
ジャンプ+連載オーディション2023大賞受賞作…うっ、気分が…
個人的 5段階評価
では発表させていただきます…
ドゥルルルルルルルルル……デデン!!!!!
★★★★☆
星4つです
よかった点
惜しげもなく物語の結末を示唆する大胆さ、揺さぶられる時系列シャッフル構成
第1話は時系列が大胆で、インパクトがありました。
① 主人公:雅がヤケクソになって宇宙人を呼び寄せる場面
② 本作の結末と思われる、地球が征服され、雅は命を落とし、最終的に地球を壊される場面
③ ①に至るまでの、雅が会社で追い詰められていく場面
④ ①でモシュネを召喚してから、ネジを複製→地球への移住決定までの場面
⑤ ②で地球が破壊されたあと?モシュネ量産工場 & 地球破壊に至った経緯を語る謎の人物の場面
と、時系列が行ったり来たりする構成はなかなか読んでいて刺激的でしたし、ここまで時系列をシャッフルしてもすんなり読める構成には巧さを感じました。
そしてシンプルに、地球破壊を第1話にて確定させてしまうという大胆さ。
いったい何が起きてそうなったのか、地球破壊後に人類はどうなってしまうのか、⑤の語り手は主人公:雅なのか別人なのか、そもそも②で雅は命を落としてるっぽいが本当なのか。
地球破壊という結末も一見バッドエンドですが、そうとも限らないのか。
などなど、興味深い謎が散りばめられていて、次回以降への期待感が高まります。
この引きつけ力はなかなかすごいぞ。
あらかじめ結末を開示しておくのは作り手にとってはなかなかリスキーですが、読み手としてはやっぱりワクワクしますよね。
例えるならなんだろう…BORUTO第1話冒頭の時点でボルトVSカワキの最終決戦を描いているやつとか?
あとはジョジョ5部のドッピオVSリゾットにて、頭をフッ飛ばされるという決定的ビジョンを見てしまったドッピオとか?
チェンソーマン第1部でアキが未来の悪魔に予言された「お前は未来で最悪な死に方をする!」とかもそうですかね。
とにかく結末を先に提示されるという展開はワクワクします。
モシュネが持つ純粋ゆえの危うさ
宇宙人・モシュネの純粋さゆえの危うさは、このストーリーに緊張感をもたらしているなと思いました。
まるで電車に乗ってたらヤベェ独り言言ってるオジさんが入ってきて、一気に車内の空気がヒリつく感じというか…ちょっと違うか笑
雅に言われた言葉を鵜呑みにして、一生に一度だけの自分クローンをノータイムで発動する、用が済んだら即消すヤバさ。
深く考えずに地球移住を決定する軽さ。
この善悪の判断もロクにできない純粋さは恐ろしいですね…
実際、終盤での増産モシュロによる工場?の場面はもうなにか取り返しがつかないことが起きたあとっぽいですし。
ドラえもんで、のび太が軽はずみな気持ちでひみつ道具を使ったら地球滅亡の危機に瀕したみたいな。そんな感じでしょうか。
有名なエピソードだとバイバインとか。
そんなわけでモシュロは非常に危うい存在です。
だからこそ読んでいて面白いところはありますね。
高い画力
人物・背景とも画力は高く、読みやすかったですね。
デジタル作画だと楽なのかわかりませんが、8ページ1コマ目の大量のネジとかなかなかイカレてんなぁと思いました笑
総評
改めて、ジャンプ+連載オーディション2023大賞受賞作という看板で一抹どころか百抹ぐらいの不安を覚えたんですが、完全に杞憂でした。
すべてはコイツのせいだ…
画力、構成、キャラクター、そして先が気になる要素。
すべてが高水準の新連載だったと思います!
最近の新連載はちょっと小粒でしたが、久しぶりに期待できる作品が始まったかなと思っています。第2話が楽しみです。






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