血翼の猟人【ジャンププラス新連載レビュー】※ネタバレあり

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ジャンプラ2025年5月度新連載のひとつ、「血翼の猟人」の忖度なし感想・レビューです!

ネタバレありですので未読の方はお気をつけください。

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血翼の猟人について

作者国本 龍使 先生
ジャンルバトル、アクション
掲載日金曜

あらすじ

血塗られた天使を燼滅せよ

幼い妹との幸せな日々はある”存在”によって永久に奪われた。

復讐を誓う1人の男の行く末やいかに。

怒りと憎しみで燃え上がる炎を刃に宿し、大迫力の復讐譚の幕が上がる。

ジャンププラス作品ページより引用

個人的 5段階評価

では発表させていただきます…

ドゥルルルルルルルルル……デデン!!!!!

☆☆☆

すんません、星1つでございます

よかった点

がんばって考えてみたんですけど、ごめんなさい。

思いつかなかったです。

イマイチな点

復讐もの+日本刀アクションものといったら、これはもう…

はい、カグラバチです。もうそれ以上語ることはありません。
ありませんが、あえて語ります。

もうそれはカグラバチがやってるんですよ。
つまり、世の中の少年漫画読者の「あ~、復讐もの+日本刀アクションものが読みてぇなぁ~」欲はもう満たされちゃってるんです。

しかもカグラバチが斬のようなつまらん剣劇マンガだったらいいんですが、ジャンプの看板クラスに育っちゃってますからねぇ…

その土俵で今から戦い始めるのは無謀としか言いようがないです。

それでもどうしても描きたかった?
他の作品がどうとか知らん?

いやいや、マンガという世界は戦場ですよ。
自分の描きたいままにマンガ描いてヒットするのはごく一部の天才のみ。
自分が戦う市場にどんなライバルがいるか?強力なライバルが自分の描こうとしているマンガとモロ被りならどう差別化するか?

そういう戦略は考えないとダメでしょう…
もちろんそれぞれの自由なんで、短期打ち切り覚悟で描くってんならご自由にって感じですけどね。

…あとさ、もうひとつ言わせてもらうと、日本刀+炎ってさぁ…
はっきり言いますよ。煉獄さんだよね。

致命的に、あまりにも致命的に目新しさがなさすぎる。

復讐に至る動機がチープすぎる

主人公、紅熾ヒカリは冒頭、妹を「天使」に殺されたことにより復讐の道を進むことになります。

まぁかわいそうではあるんですが、俯瞰して読むと、シンプルに妹が殺された、ただそれだけ。
例えばものすごく凄惨に殺されたとか(それはそれで読みたくないですけど)、あるいは兄妹には他に頼れる人間もおらず、2人だけで生きてきたとかあればまた違ったかもしれませんが、主人公の悲壮感にいまいち感情移入できなかったです。

例えば「進撃の巨人」なんかはすごかったですね。
目の前で母親が頭から食い殺される。それをただ見ていることしかできず、自分の無力さを思い知らされたエレン。

「駆逐してやる…」と、復讐に燃えるエレンの心理が読者にもビシバシ伝わりましたよね。
まぁ比べる相手がレべチすぎて酷な話なんですけど…

早い話、「出てきてすぐ殺された」。
もうちょっとなんとかならなかったんですかね?深みがなさすぎます…

なんJ用語キツいっす

こちらも多くは語らないですが、なんJ用語て…

人によってはアレルギー反応出るし、というか今?今さらなんJ用語?
もっとなんJの存在が”知る人ぞ知る”レベルの時だったらまだ面白かったのに。

ごめんなさいだけどこういう流行の取り入れが1周も2周も遅いあたり、致命的なセンスのなさを感じました。

「狩り」要素、機能してる?

本作の特殊能力について不自然に説明が始まるシーンがありましたが、

人間は紀元前より狩りを行って来た 言わば狩猟生物ッ!!

内に秘めたる狩猟への「欲求」 その欲が肥大したその時ィッ!!

(中略)人智を越えた狩りの力 猟欲ッ!!

別に主人公は狩人でもないし、そもそも「狩り」と「日本刀」ってイメージ的に結びつかないし(これが弓矢とか猟銃とかならまだしっくりきたかも)。

主人公は「復讐心」というのが最大の戦う動機になってるわけじゃないですか。
そこにいきなり「狩りの欲」とか言われてもピンとこなさすぎる。

主人公は「狩りたい」から戦ってるわけじゃなく、「憎しみ」から戦ってるわけですよね?
それなのになんで「狩りたい欲望」から力が発揮されるんですか?
ごめんなさい、本当に意味がわからないです。

失礼ですが、特殊能力バトルモノを描く上で”なんとなくそれっぽい”要素をとりあえず持ち出してきただけじゃないですか?

余談

――6月16日 午前8時24分|

ってキーボードで打ち込んでいるかのような描写がところどころにありましたが、数字の全角/半角揃えろや!!

気になってしゃーないっす。

総評

カグラバチをはじめ、煉獄さん、呪術廻戦の呪胎戴天編、D.Gray-manなどなど…

どこかで読んだようなマンガのツギハギという印象がまずありました。

それでいてアクションは目を引くものはなく、絵柄も荒い。

これは厳しいですね。
サムネも(僕の好みの問題かもしれませんが)キャッチーさに欠けますし、あっという間に打ち切りコースかな。

気持ちは分かりますが、新連載開始早々のあいさつで「1話目は本気出してねぇから!5話から本気だから!」と、言い訳とも取られかねない発言。ちょっとのんきすぎでは…?

新連載とはふるいなのです。
どれだけの読者が第1話を読んでくれて、その中からどれだけの読者が5話まで継続してくれるか…

読者には読んでくださいとお願いするのではなく、読みたくてしょうがないぐらいハマらせてやる!!
ぐらいの気概がないといかんですね。

コメント

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