ジャンプラ2025年3月度新連載のひとつ、「人喰いマンションと大家のメゾン」を忖度なしでレビューします!
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人喰いマンションと大家のメゾンについて
作者 | 田中空 先生(原作) あきま 先生(作画) |
ジャンル | SF・ディストピア |
掲載日 | 金曜 |
初連載作品だった「タテの国」やいくつかの読切漫画、一貫して宇宙・SFモノを描いてきた田中空先生。
今回は原作に徹し、作画を「少女Null」で連載経験のある あきま先生が担当します。
あらすじ(ネタバレあり)
地球が太陽に突っ込んで、今まさに消滅する、その1秒前。
ところが、地球上に建っている、巨塔のようなマンション。
この内部だけは”時間が無限”。
人々はこのマンション内にいる限り、”地球崩壊の残り1秒”を迎えることは永遠にないーーそんなマンションの”大家”を引き継ぐこととなった14歳の少女メゾン。
そしてその幼なじみの男の子、ジンケン。無邪気に過ごしていたある日、ジンケンはマンションの”秘密”を発見する。
が、それが仇となり、”マンションマン”により「リサイクル」され、命を落とす。ジンケンを失ったメゾンは、大家の仕事をしながら、ジンケンが発見した”マンションの秘密”を突き止めようと誓うのだった。
田中先生お得意のSFモノ・ディストピアモノですね。
なんとなーく「メイドインアビス」みを感じたりもしたりする世界観でした。
個人的 5段階評価
では発表させていただきます…
ドゥルルルルルルルルル……デデン!!!!!
★★★☆☆
星3つでございます
まぁ、星4寄りの星3かな!?
よかった点
緻密な描き込みの作画
今回は原作/作画分担しての連載となりますが、作画に関してはさすがの一言。
冒頭、地球が太陽に突っ込んで崩壊していく → 「マンション」の見開きというカラーページ。
最初の作画がめちゃくちゃキレイ。
新連載の冒頭という超重要な場面でしたが、バッチリ期待感が持てるイラストでした。
その後、数ページのプロローグを挟んだ後には、見開きカラー扉絵。
こちらも天井の穴から差し込む光、ほぼほぼ廃墟のようなマンションという構図が見事。
モノクロページに関しても、この独特なSFの世界観をわかりやすく描写していて、没入感は高かったと思います。
失礼ですが、原作の田中先生はコアなファンも多いですが、一方で作画は上手いとは言えず。
それによって食わず嫌いしてしまう読者も多いでしょう(すいません、僕もそうでした)
そんな作画という弱点は、あきま先生によって完全に払拭されていますね。
わかりやすく、納得できる設定
SF作品ということで、非現実的な設定が必ず登場するわけですが、そこに拒絶反応が出ないか?という点は心配していました。
ですが、それは杞憂に終わりました。
どういうことかというと、例えば昔「ハイパーインフレーション」というマンガがジャンプラで連載されていたんですね。
そのマンガの主人公はある特殊能力を持っていて、それは「体から偽札を精製できる能力」。
これとか、僕的にはけっこう拒絶反応出ちゃってしばらくの間は食わず嫌いしてたんですよ。
(最近になって読み直して、結果「ハイパーインフレーション」は超名作だと評価しています)
何でかって、「マンガを描くために都合のいい設定だってことが透けて見える」から。
マンガを面白くするために、「いやいやそりゃ物語のために都合よすぎでしょ…」っていう能力にしてしまう。
そういう意図が透けて見えると、一気に冷めてしまうんです。
(繰り返しになりますが、「ハイパーインフレーション」に関しては僕の先入観でした めちゃくちゃ面白いです)
ちょっと例え話が長くなりましたが、要するに作品のために都合のいい設定を出されると冷めることがある。そこを心配していたんです。
ですが本作は、特殊な設定は今のところ「外界と隔離された時間軸」「マンションマン」「リサイクル」くらいですかね?
そこまで突拍子もなく、すんなりと受け入れられました。
要するに、「シンプルがいい!」ちゅーことです。

考察のしがいがある”謎”
「先代大家とジンケンが気づいた”秘密”」
ここが物語の核になりますが、それ以外にも「同時に産まれたメゾンとジンケン、なぜ長老(っぽい人)はメゾンを「新しい大家」にしたのか」とか、
「マンションは第二種永久機関」ってことは他にもある?第一種永久機関もある?とか、
いろいろ謎があって考察が楽しそうですね。
……ちゃんと明かされるかわかんないですけど笑
イマイチな点
急に塩対応になる主人公。理由?ないんだな、これが
幼なじみで、ずっと2人で遊んできたメゾンとジンケン。
物語中盤では8年の月日が流れ、メゾンは”次期大家”として仕事を引き継ぐ時期になりました。
そこへジンケンが現れ、「面白い場所を見つけた」と冒険に誘う。
その関係性は、8年前から変わっていないようです。
…と思いきや、メゾンは急に塩対応になります。

まぁ、人類の最後の生活拠点であるマンションの次期大家ですからね?
責任は重大。
たしかに今までのように無邪気に遊んでいるわけにはいきません。
さっそくメゾンは、自分のやるべきことに向き合います。

めちゃめちゃメシ食うとるやないかい
めちゃくちゃシリアスにお断りしたので、次期大家としてのプレッシャーを感じているのかな…
と思っていたら、別にそんなことはなかったみたいです。
正直ここは、なんやこいつ…って思っちゃいました。
総評
SFながらもわかりやすい世界観と主人公の目的、そして謎。
このあたりのストーリー性は読みごたえのあるものでした。
そして、それを画力でしっかりと表現できている。
物足りなかったのはやっぱりキャラクターかな。
第1話時点では、主人公のメゾンが特にこう、惹かれるものはなかったかなって感じです。
塩対応したかと思いきや塩ラーメン食ってるし(やかましいわ)
まぁそこは、これからたくさんキャラクターが登場してくるでしょうし、第1話で結論づけるのは早すぎるので、第2話を楽しみに待ちたいと思います。
期待してます!!!
追記:第2話を読んで
第2話を読んでみても、あらためてやっぱり原作/作画を分けたのは大正解だったなと。
SFというのは”現実の世の中にないもの”を絵に落としこまないといけない難しさがあると思うんですが、荒廃的なマンション内だったり、不気味なキャラクターだったり、近未来のギミックだったりの表現力がかなり作品のクオリティを底上げしていると思います。
キャラデザは若干古さを感じますけどね…
第2話はジンケンの”リサイクル”の件を突き止めようとするメゾン。
自治定例会で質問するも、他の役員たちからの圧を感じて、「ここは事を荒立てないほうがいい」と一時退却するクレバーさはナイスだと思いました。
あんまりアホの子だと読んでて疲れますからね。
粗大ゴミ処分のため、謎の”回収員”に出会ったメゾン。
この男(?)は先代大家のことも知っているようで、今後仲間になるフラグがビンビンかな。
2話目もよかったですし、尻上がりに面白くなっていきそうな空気感もあるので期待しています。
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