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連載再開第2回、ハンターハンター第412話「質問」の感想・考察です。
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ワブル王子は継承戦の資格を有していない について
連載再開初回からいきなりブッ飛ばしてきた爆弾発言。
「ワブル王子は継承戦の資格を有していない」。とくに焦らしプレイもなく、そのネタバラシです。
時はさらにさかのぼり、特殊戒厳令発令の約48時間前。
この場面、会話の流れ的に、第401話の続きでしょう。
第5王子護衛ロンギから、
・ビヨンド=ネテロの子が、王子たちの中にいる
・護衛兵たちの中にも複数ビヨンドの子がいて、生まれつき呪い(その人物の命を弾に、ターゲットを呪殺する)を仕掛けられている
という話を聞き、その上でロンギの能力「透明言葉(ゲッコウジョウレイ)」をもって協定関係を結んだ、その直後が今回の冒頭です。
本題、「ワブル王子がなぜ、継承戦の資格を有していない」のか
きっかけは、オイト王妃従者のシマヌ。
彼女を呼ぶときに、「シマノ」と呼び掛けたことで、カキン王国には「ヌ」と「ノ」に独特の発音の違いがあるという話題になりました。英語でいうLとRみたいなものでしょうかね。
そうなんです、「シマノ」なのか「シマヌ」なのか、場面によってバラバラで気にはなっていたんですよね。
実際に「シマノ」「シマヌ」呼びしていた場面を振り返ってみます。






…という感じで、クラピカは脳内モノローグでは「シマヌ」呼びなんだけど、発声するとカキン独特のイントネーションを表現できず「シマノ」になってしまっています。
一方、カキン語を母国語とするオイト王妃は、ちゃんと「シマヌ」と発音できています。

ということで、完全に計算して描かれているのがよくわかりますね。
冨樫先生の伏線の”伏せ方”が絶妙すぎる
今回のようなキャラクター名のブレって、マンガでは割とありがちなやつなので、そういうやつなんだとスルーしてしまいました。
承太郎はジョセフのことを「じじい」と呼びますが、初期は「おじいちゃん」って呼んでいたりしましたからね笑
逆に周りが承太郎のことを「ジョジョ」と呼んだりしていたのもいつの間にか無くなったり。
そういうやつだと思ってしまったのです。
冨樫先生がしたたかに、「読者が一瞬違和感を抱くけど結局スルーしてしまう」、そういう微妙なラインを突いてきたなと。完全に冨樫先生の掌の上で踊らされました。
冨樫先生も今まで完璧ではなくて、小さいミスはこれまでにあったからなぁ。
今回もそういうミスだと思っちゃったんですよ。
例えばグリードアイランド編で、ツェズゲラの「”練”を見せてもらおうか」が実は「あれはハンター用語で”日頃の鍛練の成果を見せてくれ”って意味だよ」というのもコジツケっぽいし。


あとは”疑”。あれは今でもミスだったと思いますよ。
オーラを体の一部に集中する技術は”疑”ではなく”集”と呼称して、その”集”の発展技として「目にオーラを集める技能」を”疑”にするべきだったと。
結局、オーラを体の一部に集中する技術を”疑”にしてしまいましたからね。技の性質と漢字がミスマッチになってしまいました。
そういう過去の不完全さが、「シマノ」「シマヌ」を統一できていない単なるミスだと思い込んでしまったのです。
B・W号に乗船している子は、ワブル王子ではなかった
…という、「シマノ」「シマヌ」問題を通して偶然話題に上がった、カキン語特有の「男音」と「女音」の違い。
ここからビルが偶然、オイト王妃の違和感に気づくことになりました。
「ワブル」の「ブ」の部分もまた、発音次第で「男音」と「女音」に分かれる。
つまり「ワブル」というワードは発音の仕方を微妙に使い分けることで、「娘」とも「男児」とも言い表すことができる。
これを利用すれば、クラピカの”鎖の質問”に対して、ウソを隠し通せると考えていた。
「ワブルは貴方の実の子か?」と質問されたとき、「男児は私の子だ」と言えばウソになり鎖が揺れてしまいますが、発音を少しコントロールして「娘は私の子だ」と言えばウソにはならない。
オイト王妃は、本物のワブル王子(女の子)と、妹の息子を入れ替えていた。
だから乗船前には「娘」と呼んでいるし、

乗船後には「息子」と呼んでいたのです。
いやー、これもまたミスだと思っていましたよ。やられた。

そして改めて言いますが、本物のワブルは乗船していない。
実はここがめちゃくちゃデカい。
なぜなら、王位継承戦の参加資格は「ナスビー国王の正室の子である事」に加えて、

「B・W号に乗船し、出航セレモニーに参加していないといけない」からです。
つまりワブル(男)は前者の条件を満たしておらず、
ワブル(女)は後者の条件を満たしていない。
そして、どちらとも今から何をどうやっても、もう二度と達成することはできない条件である。
故に、「王妃の言葉に嘘は無い! 我々は 部外者だ」ということなのですねー。
緻密に張られた伏線の回収。圧巻でした。完全にしてやられました。
久しぶりに登場 ビヨンド=ネテロ
会いたかったのは、あの女性でした
久々登場のビヨンド=ネテロ。
久々登場と言っても、せいぜい10話ちょいなんですが笑
いかんせんリアルな時間経過でいうとね…
で、最後に彼が登場したのは401話なんですが、その際に「話したい奴がいるので連れてきてくれ」と言っていました。

その人物とは、B・W号第1層 最高裁判官、クレアパトロさんでした。
1000件を超える裁判の関連資料と言って、大量の書類を持ち込んできました。
…これは火を見るよりも明らかに、これらの書類のなかに重要な内通情報が含まれていますよね…
クレアパトロさんはその職務上、中立な人間だとは思うのですが…
あくまでも中立なのは裁判に関連する事柄に限り、それ以外(暗黒大陸への渡航ならびに脱獄に関して)ではビヨンドに肩入れする立場だと言われれば、それもまた違和感ないかもしれません。
こんな大事な場面にカンザイさんしかいないという絶望
クレアパトロさんが白か黒かわからない状況。
サイユウは言うまでもなくビヨンド側の人間…
そしてこの状況で唯一ストッパーなのが、国語と算数が苦手なカンザイさんという絶望感よ。
こんなもん、もうなんでもやりたい放題じゃん。年間フリーパスより通り放題だよ。
しかも何が終わってるかって、こういう場面でクソの役にも立たないくせに、人員を減らそうぜって言い出したのが他でもないカンザイさんなんだよね笑

まぁこの案に乗っかっちゃったサッチョウさんもサッチョウさんで悪手だったけど。
サイユウが内通者だとは想定していないから、仕方ない部分はあるけども。
ちょっとうかつだったね、サッチョウさんも。
カンザイさん こいつマジで何で十二支んにいるの?
そんなわけで有事の際にクソの役にも立たないカンザイさん。
なんで彼は十二支んに所属できているのでしょうか?
最高難度Aランクのミッションを眼前にして、十二支んたちがそれぞれの役割を担う中、頭脳系は最初から全部まる投げしているカンザイさん。

それならそれで、ゼノやシルバクラスの実力は最低限持っていないと他メンバーとの釣り合いが合わないじゃないですか。
せめて十二支んにおいては最強キャラじゃなきゃ。
…ところがそんな淡い期待はすでに「選挙編」にて否定されています笑
好敵手を求めてハンター協会にやってきたヒソカの採点、カンザイさんは85点の評価でした。
まぁ…低くはないけども。

続くギンタの評価は90点と、あっさりと「カンザイ十二支ん最強説」も否定されてしまいました。

おまけにこの後、ギタラクル(イルミ)は95点という評価が判明しましたので、カンザイさんはゾルディック家のゼノ、シルバ、イルミには敵わない程度の能力者ということも確定。
戦うしか能の無い奴が、そこまで最強でもないって、お前…
いったい国語と算数が苦手なカンザイさんの存在価値とは。
今後、汚名返上の機会はあるのでしょうか。
そのへんも期待しながら、今後のハンターハンターを読み進めていきたいと思います。
まぁ、ソースはあくまでもヒソカの見立てだからね…






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