毎月4日は、少年ジャンプ系コミックの発売日です。
漫画家さんにとっては、作品の存続がかかった重要な数字が出る、まさに審判の日。
それぞれの売り上げから、現状を振り返ってみたいと思います。
まえおき
ここから先、コミックスの売れ行きについてはAmazonランキングを参考にします。
そしてこのデータは2026年2月5日のものです。
当然、世の中の書店すべてを網羅したデータではないので、あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。
1. 一旦カフェにしませんか?【上】/mato 先生
2026年2月にコミックス第1巻が発売されたのは3作品。
まずは日曜連載中の一旦カフェにしませんか?です。
異世界×グルメもの。
というと「ダンジョン飯」あたりがパッと思いつきますが、本作はカフェやスイーツに特化。
そしてフルカラーという気合いの入りよう。
コミックスのナンバリングが【上】なので、短期集中連載だったんですね。
しかしながら個人的には、ほんわかした雰囲気の反面、まったく毒気がないのがネックとなり、当ブログでの新連載レビュー評価では、星2つとなりました。
もっと言うと、このブログを書くようになってから新連載は全部読むようにしているのですが、この作品だけは第3話ぐらいで切ってしまいました。
そんなわけで個人的な評価としてはかなり低いんですが、コミックス売り上げの方はどうでしょうか…?

少年マンガ部門 コミック 1,892位
あれー?少年マンガ部門というくくりには入らないんだ?
比較しづらいですね^^;
しかたないので一旦おいといて(一旦カフェにしませんか?だけに)、他の売り上げを見ていきましょう。
このあとこの順位にめちゃくちゃ近い作品が出てきますのでね。
2. 金のなる森【1】/俵京平 先生
続いては、月曜連載中の金のなる森。
ジャンルとしてはありがちっちゃありがちなエルフもの。
そこに加えて、「交渉術」というのが見どころの作品です。
主人公・ロドリは交渉術に長けるエルフ…と見せかけて、実は人間。
エルフの森に眠る宝物をGETするために、エルフに擬態して潜入する。
主人公とヒロインは息の合ったパートナー関係なのですが、その裏でロドリの正体と狙いは今のところバレていないというのはなかなか危うくて面白い。
しかしながらどこかこう…地味で、読んでいて面白いことは面白いんだけど、なにかひとつトガったものがないというのがずっと続いている印象です。
当ブログの第1話レビューは星3つとなりました。
そんな良く言えば手堅く、悪く言えば器用貧乏な金のなる森。
ランキングにはどう影響するのか?

少年マンガ部門 3,257位
うーん。やっぱり苦しかったかぁ。
そうなんだよね、読んでみれば面白いのは面白いんんだけど、正直「無料なら読むけど」という域をなかなか出られないんだよね、個人的な感覚ですけど。
これは持って4巻までかな。残念だけど。
3. ガチャンキイ【1】/下元朗 先生
2026年2月に第1巻が発売された作品、ラストは火曜に連載中のガチャンキイ。
当ブログの第1話レビューは星3つとなりました。
絵はお世辞にもうまいとは言い難いのですが、とにかくセリフからキャラから設定まで何もかもが唯一無二すぎる。濃すぎる。
マンガはオリジナリティが大事だとは言いますが、ことオリジナリティという一点においてはガチャンキイほど抜きん出ているマンガはそうそうないでしょう。
僕は個人的にヤンキーものというジャンルが苦手で、本作も食わず嫌い気味だったんですが、いざ読んでみるともうクセになってしまって。
本当に毎週楽しみにしている作品です。
特にサゴという主人公。こいつは喧嘩は弱いけど、人間としての器はルフィに匹敵するんですよ。
もうそれだけで成功ですよ。だってサゴが何やったって面白いんだもん。
内容は間違いなく面白いんですが、絵柄がどうしても好き嫌いあるかな?
そのあたりも売り上げにどう影響したのか?見ていきましょう。

少年マンガ部門 656位
むむむ…??
悪くはない、悪くはないが、もう少し伸びてほしかったな!
400位台ぐらいには乗ってほしかった。
内容は何度も言いますがめちゃくちゃ面白いので、じわじわ口コミが広まってもうすこし売れてくれると嬉しいなぁ。
このマンガは終わっちゃいけない。
4. 群脳教室【2】/市真ケンジ 先生
ここからは続刊となります。
まずは水曜連載中の群脳教室 第2巻。
常にPVランキングは高めをキープしていながらも、第1巻の売り上げはまさかの撃沈…
作品タイトルの「群脳教室」がどういうことか明かされたかと思いきや、地球人VS地球外生命体という展開へ。それは別にいいんですけど、まさかのトーナメント形式というなんじゃそらな展開。
そして昨年末はまさかの無予告6週休載という、いろんな意味で話題を振りまいている作品です。
それでも個人的にはかなり好きなマンガで、1巻が売れなかったのは結構まさか!って感じだったんですけどね。広森先輩はエチチが過ぎるし。
さて、群脳教室 第2巻の売り上げは…?

少年マンガ部門 4,518位
厳しいねぇ…内容的にそんなにダメか?と思っちゃうんですけどね。
面白くないですか?群脳教室。
まぁ僕も買っていないので、文句を言える権利はありません…
5. 人喰いマンションと大家のメゾン【3】/田中空 先生(原作)、あきま 先生(作画)
続いては金曜連載中の人喰いマンションと大家のメゾン 第3巻です。
PVランキングこそ金曜トップに立っていて一見すると順調に見えますが、他の曜日の連載陣と比べるとPV数がひとまわり少ないんですよね。
さらにそれを裏付けるかのように、金曜日に「にこにこ元気☆ハッピーちゃん」が連載開始すると、あっさりとPVランキングトップの座を明け渡してしまいました。
個人的な感想にはなりますが、内容的にもいまいち盛り上がりきらないんですよね。
どうにもヒキが弱いのと、謎が深まるばかりであんまり明かされることがない感じ。
セリフまわしやコメディ的要素も特に強いものもなくて、器用貧乏みたいな印象です。
第1巻が657位 → 第2巻が2,689位とかなりの右肩だったので、ここらで踏ん張らないと相当厳しいのでは?と思っていますが、さてどうでしょうか。

少年マンガ部門 787位
ここにきてなんと踏ん張りを見せたメゾン。よかったね。
何度も言ってるけどAmazonランキングなんてものはマンガ市場全体からみればほんの一部だし、ランキングはそのときそのときの競合が全然違うから、本当に目安でしかないんだけど。
それでもこれはV字とみていいのかな?
そしてもうひとつ注目してほしいのは、コミック全体でのランキングが1,917位というところ。
つまり先ほどの「一旦カフェにしませんか?」はコミック全体で1,892位だったので、ほぼほぼ同じくらいの順位ということですね。
意外と健闘したなぁカフェ。悪いけど絶対売れないと思ったのに。
6. ドラマクイン【5】/市川苦楽 先生
続いては月曜連載中のドラマクイン 第5巻。
連載のほうはこのまま終わってしまうんじゃないか?というほどクライマックスな展開。
北見青嵐が”スッキリ”を進める理由の原点となっている、妹の事故死の真相が明かされます。
マンガにおいては「共感できるキャラクター性」というのは重要な要素になってきますが、ドラマクインに関しては本当にどいつもこいつもドブカスばかりで、誰ひとり共感できるヤツがいないという珍しい作品。
青嵐の妹・そよちゃんも驚きのクズっぷりで、実にドラマクインらしさ全開の第5巻です。
そんなドラマクイン 第5巻のランキングは…?

少年マンガ部門 957位
うーん、ギリギリ3桁か。
内容的には暗いし、右を向いても左を向いてもクズばかりなので確かにキャッチーさとは真逆な作品かもしれませんが。
しかし今巻〜次巻にかけて収録される「北見そよ過去編」は、序盤から温められてきた伏線の圧倒的回収含めてものすごい読み応えなんですけどね。
もうちょっと売れてもいいんだけどなぁ。
7. チェンソーマン【23】/藤本タツキ 先生
続いては水曜連載中、劇場版レゼ編が大成功し、紅白デビューもしましたチェンソーマン。
第2部のほうも最終局面に入ってきています。たぶん

少年マンガ部門 1位
今月はジャンプ本誌含め、競合が弱めということはありますけど、それでもさすがですね。
第2部に入ってトーンダウン感は否めませんし、コベニちゃんや岸辺、転生パワーも待てど暮らせど登場しませんが、それでもこの堂々たる結果。
あとはvsヨル戦がどう決着するかですね。
8. 2.5次元の誘惑【25】/橋本悠 先生
今月ラストを飾るのは、2.5次元の誘惑。
僕は読んでいませんしアニメも観ていないので、内容に関して何も言えることはないんですが、最終巻ということでチェックしてみます。

少年マンガ部門 34位
すばらしい数字ですね。有終の美と言っていいのではないでしょうか。
僕も機会があれば読みたいと思います。永遠に機会は来ない可能性大ですけど…
総評 & 次月発売のコミックス
ということで、今月は「一旦カフェ」がまぁまぁ健闘、「金のなる森」は残念な結果。
そして個人的な推し作品でもある「ガチャンキイ」はまずまずの数字といったところでした。
最後に来月の予告です。
2026年3月に第1巻がリリースされるのは2作品。
- 羽鳥と古田の非日常茶飯事【1】
- 春雷卓球【1】
どちらもジャンプラ/ジャンプ本誌での連載経験者による新作。
春雷卓球はそこそこ軌道に乗っているイメージですが、どうでしょうか。
いかんせん金曜日は競合も弱いからなぁ。
それにつくづく思うんですが、ジャンプラ内のPVランキングとコミックスの売り上げはマジで別モノですからねぇ…
羽鳥と古田は絶賛大迷走している気がします。
画力だけは申し分ないのですが、いかんせんキャラクターがねぇ…
続刊系は以下のものを取り上げる予定です。
- 魔法少女と麻薬戦争【2】
- 限界OL霧切ギリ子【2】
- 野球・文明・エイリアン【3】
- こわいやさん【3】
- 天傍台閣【4】
- サンキューピッチ【5】
- ふつうの軽音部【10】
なかなか粒揃いですね。
ジャンプラのエース格であるふつうの軽音部とサンキューピッチ、堅調なこわいやさんと天傍台閣、超展開の野球・文明・エイリアン。
そしてなんといっても第1巻が奇跡の売り上げを記録したギリ子が2巻発売です。
そして、ジャンプ本誌のほうも注目の2作品が登場。
(最近ジャンプ本誌を読み始めたので、今後は本誌作品のほうも多めに取り上げていけるかなと思ってます)
- さむわんへるつ【2】
- 呪術廻戦≡【2】
さむわんへるつは紙のコミックスが品薄となり、即重版がかかるほどの大ヒット。
呪術も毎週のように死滅回游編のアニメがバズっていて、勢いに乗っています。
さぁそれぞれの作品がどうなるか!楽しみです。

















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