【ジャンププラス】2025年10月コミックス売り上げ考察

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ジャンプラコミックス売上考察
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今月3日は、少年ジャンプ系コミックの発売日でした。

漫画家さんにとっては、作品の存続がかかった重要な数字が出る、まさに審判の日。
それぞれの売り上げから、現状を振り返ってみたいと思います。

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まえおき

ここから先、コミックスの売れ行きについてはAmazonランキングを参考にします。

そしてこのデータは2025年10月4日のものです。

当然、世の中の書店すべてを網羅したデータではないので、あくまでも参考程度に捉えて頂ければと思います。

1. 魔法少女と麻薬戦争【1】/野宮有先生(原作)、メイジメロウ先生(作画)

まずは、2025年5月6日に連載開始した魔法少女と麻薬戦争
コミックス発売まで5ヶ月かかりました。だいぶ長かったですね。

当ブログにおける新連載レビューにおいては、星2つといまひとつな評価でした。
最新話まで読んでいますが、今のところ打ち切り臭はしていないものの、やはりなかなかハネないなぁという印象です。

確かに極道モノにまさかの魔法少女をかけ算するというのは、おそらくマンガ界広しといえどこの作品だけのオンリーワンな要素なのかなと思います。

ただ…オンリーワンなら何でもいいってもんじゃないですよね。
大谷翔平選手の謎記録みたいな…そもそもピッチャーとバッターを兼任している例が少なすぎるから、「ピッチャー×バッター」のかけ算の記録を語ってもさ、確かにすごいけど、あんまりそれ意味ないよねっていう。そんな感じ笑

本作も確かに他では見られないマンガだけれど、いまだに極道世界に魔法少女が存在する、その世界観に馴染めないですねぇ僕は。

さて、そんな「魔法少女と麻薬戦争」、第1巻の売り上げはというと…?

少年マンガ部門 5,582位

うーん、やっぱり思った通りな数字ですかね。
絵も上手くてストーリーはしっかりしているので、ランキング5ケタになるようなどうしようもない作品、というレベルではないんですけど。

「クオリティは高いので、読めば面白い。けどお金を払ってまで読みたいかというと…」というところでしょうね。

2. 群脳教室【1】/市真ケンジ先生

続いては、2025年6月18日に連載開始した群脳教室

当ブログにおける新連載レビューにおいては、星2つといまひとつな評価でした。
何番煎じかわからないぐらい見飽きたデスゲームもの、というところで第一印象はあまりよくなかったです。

その後はデスゲームものと思いきや、超能力を駆使して地球外生命体と戦うSFモノだったことが判明。
地球を狙う文明たちもどれもミステリアスで、ワクワクする展開になってきました。

あとヒロイン枠(?)で登場した広森先輩がクソかわなのもポイントです。

そんな「群脳教室」、第1巻の売り上げはというと…?

少年マンガ部門 9,300位

マジかー、あかんかったかー。
確かにスタートダッシュは悪かったのは否定できないけどなぁ。
タイトルの「群脳教室」の意味が明かされてからはかなり面白くなってきてるんですけどね。
ジャンプラ内のPVランキングも悪いほうじゃないのに。

これは残念です。ちょっと3か4巻ぐらいでの打ち切りもあるレベルかもしれません。

3. 限界OL霧切ギリ子/ミートスパ土本先生

続いては2025年1月7日(多少誤差あるかもです)に連載開始した限界OL霧切ギリ子

ミートスパ先生の広くディープな趣向。
それは限界メシに留まらず、ファミレス(特にブロンコビリー)やお酒、昔の駄菓子などなど、とにかく細かすぎるこだわりが随所に散見される作風。
そしてジョジョなどのパロディも時おり入ってくるんですが、これもかなりマイナーなネタをチョイスしてくるんですよね。

インディーズ連載ながらWebショートアニメ化、コミックス発売、「次にくるマンガ大賞2025」Webマンガ部門第8位にランクインするなど、まさに快進撃。

ジャンプラ界の革命児、あるいはインディーズという底から這いあがって花を咲かせたのは、マンガ界の千賀滉大といえるでしょう(すぐ野球に例える)。

さて、そんな「限界OL霧切ギリ子」、待望のコミックス売り上げはというと…?

少年マンガ部門 44位

ギリ子めちゃめちゃ売れとるやないかい!!

ちなみにギリ子のコミックスは1,359円で(電子は)、普通のジャンプラコミックスと違って高いんですよ。
そんなハンデをものともせずこの売り上げ…

いや、正直それなりには売れるだろうとは予想していたんですが、想像以上でした。
やったなミートスパ先生。

4. 時間の神様【下】/中西鼎先生(原作)、風呂川ツカサ先生(作画)

続いては、時間の神様の完結巻。
先月からの2ヵ月連続リリースになります。

先月の数字は、少年マンガ部門985位と今ひとつ伸びきりませんでしたが…?

少年マンガ部門 8,388位

めちゃくちゃ読者離れていっとるやないけ…

下巻で完結ですよ?最後まで読まないんかい笑
1巻の売り上げを2巻が上回ることは理屈的にあり得ない、にしても、ここまで落ちるとは…

厳しいですねぇ。

5. ドリブルヌッコあーしちゃん【2】(完結)/モノノヴ 先生

続いては、残念ながら短期打ち切りとなった文学サッカーマンガ、ドリブルヌッコあーしちゃん
コミックスのほうも最終巻となります。

第1巻の売り上げは、少年マンガ部門10,531位と、散々たる数字でしたが…

少年マンガ部門 12,205位

ランキングは相対的な評価であって、実際の売り上げ数ではないのでわかりませんが。
そこまで数字は下落していないですね。

コミックス1巻を買ったファンが、ちゃんと最終巻まで買ってくれたということかな。
一部の読者にはしっかり愛されていたのかなと思います。
僕もけっこう好きでしたからね、あーしちゃん。

モノノヴ先生には諦めず、また頑張ってほしいと思います。

6. ラブイズオーバーキル【2】(完結)/アストラ芦魔先生

こちらもあーしちゃん同様、残念ながら短期打ち切りとなったラブイズオーバーキル
2巻にして最終巻。

第1巻のランキングは記録していなかったので、そことの比較はできないのですが…

少年マンガ部門 4,516位

散々たる結果、とまではいかない数字ですね。
一部のコアなファンには刺さった作品だったってことかな。

というかこの数字で2巻打ち切りなら、群脳教室はもう死刑宣告されていても不思議じゃないな…

7. 人喰いマンションと大家のメゾン【2】/田中空 先生(原作)、あきま 先生(作画)

続いてはすっかり金曜のエース、人喰いマンションと大家のメゾンの第2巻です。
第1巻発売時のランキングは少年マンガ部門657位と、看板マンガの駆け出しにしては少々寂しい数字でしたが…

第2巻の数字のほうはどうでしょうか。

少年マンガ部門 2,689位

うーん、この下落幅は大きいなぁ…
僕もジャンプラで読んでいて思うのは、謎(伏線)をガンガン散りばめてるんだろうなとは思うんですけど、謎が謎を呼ぶばかりで、あまり伏線回収のカタルシスが無いんですよね。

そろそろドカンとひとつ起爆させないと、ズルズルとコミックス購入層が離れていくかもしれませんね。

8. 銀青のプルースト【2】/えもふう 先生

続いては、”質の土曜”の一角、銀青のプルースト 第2巻です。

コミックス第1巻の発売時は、少年マンガ部門2,436位という数字でした。
土曜はとにかく群雄割拠、どのマンガもクオリティが高いので、相対的にPVランキングは下位に甘んじていますが、銀青のプルーストも多分に漏れず確かなクオリティで連載を続けております。

個人的にも応援している作品ですが、第2巻のランキングは…?

少年マンガ部門 2,588位

大きく票を落とした、先ほどの「人喰いマンションと大家のメゾン」とは対照的に、こちらはほぼ横ばい!
つまり第1巻を購入した読者がさほど離れていかなかったという証左かと思います。

すばらしいですねー。第3巻は萌花ちゃんが過去のトラウマを和希ちゃんに打ち明ける超絶クソ神回も収録されるのかな?
引き続き応援していきたいです。

9. 天傍台閣【3】/弓庭史路先生

続いては、金曜で月イチ連載中の天傍台閣 第3巻。

圧倒的な画力と、呪術廻戦のような”人間vs怪異”…と見せかけて、実はドロドロの政治的駆け引きを描いた唯一無二のマンガ。
このマンガに関しては毎週言ってるんですが、コミックスを購入して何度も読み直さないととてもとても各キャラクターの名前と顔、派閥が理解できないんですよね。
理解できないまま、なんとなく読んでいるのですが、これがなぜか面白い。
そういう意味でも稀有なマンガです。

ちなみに、コミックス第1巻、2巻の発売時のランキングは記録していませんでしたので、過去との比較はできませんが。
第3巻のランキングを見てみましょう。

少年マンガ部門 326位

この人を選ぶ内容でこのランキングはなかなか上等ではないでしょうか?
やはりこのマンガに関しては、純粋にコミックス派もいるのでしょうけど、

ジャンプラで読んでいてもなにがなんだかわからない。
けど、もう読むのやーめた!とはできない魅力がある。
だからコミックスを買ってちゃんと理解したい!!

と思っている読者層が少なからずいるのかな?と推測します。

10. サンキューピッチ【3】/住吉九先生

今月のトリを飾るのは、サンキューピッチ 第3巻。

何といってもつい先日発表された、次にくるマンガ大賞 Webマンガ部門で堂々の第1位に輝いたことは記憶に新しいです。

まさに脂が乗り切ったタイミングで発売された最新刊。
その売り上げは…?

少年マンガ部門 34位

さすがですね。堂々たる数字です。
このマンガも尻上がりに面白くなってきてますからね!とにかく敵味方問わずキャラが立ちまくりです。

…って待てよ、今のサンキューピッチに売り上げランキングでもかなり肉薄しているギリ子って…どんだけ”成し遂げ”てんだよお前。

総評 & 来月発売のコミックス

今月はもう何と言っても限界OL霧切ギリ子の大躍進、これに尽きるでしょう!!
正直ここまで売れるとは夢にも思わなかった…

ミートスパ先生、あんた輝いてるゼ!!

そして個人的には、群脳教室の大コケがほんとに残念でした。
そんなにダメかぁ…ここからグンと面白くなるんですけどねぇ。

さて、それでは11月コミックス発売の主な作品を挙げて終わりたいと思います。

  • THE MARSHAL KING【3】
  • おかえり水平線【2】
  • GGG-ジージージー-【2】
  • 血翼の猟人【1】

個人的に注目の血翼の猟人が登場。
僕は大好きなんです、血翼。ホントに大好きなんですけど…売れるかどうかは別問題なんですよね。
たぶん、あまり伸びないとは思う…

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