ジャンプラ2025年10月度新連載のひとつ、「WITCHRIV」の忖度なし感想・レビューです!
ネタバレありですので未読の方はお気をつけください。
WITCHRIVについて
| 作者 | はくり 先生 |
| ジャンル | ファンタジー |
| 掲載日 | 木曜 |
スクウェア・エニックス系で「幸色のワンルーム」という作品を連載していた経験のある漫画家さんらしいです。
あらすじ
過酷な運命を縫い合わすーー 新たな魔法譚
魔法使いであることを隠し人間社会で暮らすノナ。
親友ロヴィと穏やかな日々を過ごしていたが、ある日ロヴィの壊れたメガネを魔法で直したことで「魔法監視局」に目をつけられる。
小さな優しさが引き金となり、ノナの運命が大きく動き出すーー。
ジャンププラス作品ページより引用
個人的 5段階評価
では発表させていただきます…
ドゥルルルルルルルルル……デデン!!!!!
★★★★★
星5つです!!
よかった点
画力ヤバっ!
サムネからうすうす感じてはいましたが、かなり画力高いですね。
人物も背景も上手い。
人物に関しては、女性キャラがきれいですねー。
ノナちゃんもママも美人でした。ママは即退場しちゃったけど…
背景についてはなんというか…適度に余白を残しているというか。
1コマあたりの情報量が多すぎなくて、読んでいて疲れるという感覚がまったくなかったです。
81ページをダレずに読ませることができたのは、この画力あってのことでしょう。
魔法が個性的
魔法使いモノもだいぶ飽和気味ですからねー。
ジャンプ本誌だと「魔男のイチ」「WITCH WATCH」、ジャンプラだと「魔法少女と麻薬戦争」など。他にもあるかもしれないけど。
そんな中で、ふつうの魔法モノが始まったらちょっと新鮮味がなさすぎるなぁとは思っていました。
ところが本作では、ノナちゃんは「針と糸」の魔法、ママは「櫛」の魔法ということで、これはもしかして女性がふだん使っているモノが魔法のベースになってるのかな?
そこは個性的で面白かったです。
ノナちゃんの魔法は応用力高そうですね。なんてったって糸の魔法ですから。
メビウスの輪を作れば裏返るパンチを食らっても死なないし、0と1の二進法でプリントアウトすれば、たとえ物事を3つまでしか記憶できなくなったとしても本体をブチのめすことができるのです。違うか!
気になる点
世界観は若干ありがちかも
前述の通り、魔法使いモノはだいぶ飽和状態。
それに加えて追放・迫害モノもまぁ、ありがちっちゃありがち。
第1話、そのストーリーという点に限定して言えば、衝撃的な内容とまではいかなかったです。
とはいえまだ第1話ですからね。ここからいくらでも展開は広がっていきますし。
それにこのクオリティであれば、変な小技に逃げなくても、堂々と王道展開を突き進んでしまっても勝てると思います。
総評
明らかにジャンプラが気合い入れてきている新連載でした。
1ページ目のアオリに「圧巻必読新連載」とありますし。
そしてなんと、第1話配信時点でX公式アカウントまで運営開始しましたからね!
これ、僕個人的には前例を知りません。
かなり力を入れてはいるけどスベってしまった作品というのはマンガの歴史の中でいくつかありますが…(サム〇〇8とか)、本作はそれに見合った好発進をブチかましたのではないでしょうか?
個人的に木曜はインディーズ連載を除くと「忘却バッテリー」しか読むものがなかったのでありがたいです。
少なくとも木曜の柱になるポテンシャルは十二分に秘めていると思います!






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