HUNTER×HUNTER 第407話「交渉」感想・考察

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X(twitter)での冨樫先生の原稿進捗ですが、第410話までは完成しているそうです!

まだまだハンターハンターが読める!!

こんなに幸せなことがあろうか。いやない(反語)

それではハンターハンター第407話「交渉」の感想・考察です。

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ハルケンブルグの国葬、第3層 → 第2層へ

ハルケンブルグの遺体が入った棺は、第3層を回り、第2層へ。

上層へ向かうめちゃくちゃ巨大な階段ですが、これはおそらく荷物搬送時などに使う特別な階段ですね。

乗客が階層を移動するための階段はもっと普通のものです。
第390話でヒンリギ、リンチ、ザクロが第4層→第3層へ移動したときに描写がありました。

引用元:HUNTER×HUNTER 第390話

どちらにせよ、軍が厳しく検問しているので、強行突破は難しそうです。

選ばれたのは、ボークセンでした。

第394話「想定」以来の登場となるオトシンたち。

彼らは第4王子ツェリードニヒの私設兵であり、ツェリードニヒとは軍学校時代の同級生という関係性でもあります。

もともとエイ=イ組のケツモチがツェリードニヒでしたが、そのツェリードニヒにさえ反旗を翻したのがモレナ。ということでツェリードニヒはモレナをとっ捕まえてくるよう、私設兵に指示を出しているというところです。

引用元:HUNTER×HUNTER 第384話

そんなオトシン達のリーダー格であるボークセンが、モレナ一味に拉致されてしまいました。

以前あんなにキメ顔で自身の生命を守る為 全力で彼女(モレナ)を回避する!!!とか言ってたんですが、あっけなく御用となったみたいです。

引用元:HUNTER×HUNTER 第394話

でもまぁ、相手には念能力未覚醒者を限定とした拉致特化能力がいるわけですからね。
そこまで限定した能力となれば、その条件に当てはまった場合は制約と誓約の関係上、相当に強力な能力。普通に考えてなす術もないでしょう。

どうでもいいけど彼ら、レベルEのカラーレンジャーをなんとなく彷彿とさせますよね。

わかる人多いよね?ね?

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ボークセンがモレナ一味のターゲットだった

いや、これは意外すぎ。まったく想像していませんでしたね。

ていうかオトシン達の存在を忘れていましたよ

前々回の話から振り返るに、ドッグマンのクンカクンカ能力によってボークセンの念能力系統は既にモレナ一味にバレたと考えられます。

しかしわからないのは、どうしてボークセンを狙ったのかということ。

仮説① ボークセンの立場(役職)を必要としている?

ボークセンはまだ念能力に目覚めていません。そんな彼女を狙ったのは、ツェリードニヒ私設兵という立場(役職)が狙いだから?
その役職を利用して、モレナ達はツェリードニヒに何か手を打とうとしている?

ボークセンを操作すれば、いろいろなことができちゃいますからね。

ツェリードニヒがモレナ達を狙っているのは明確なので、身を守るという意味でもボークセンを使ってツェリードニヒ側へ奇襲攻撃を仕掛けるというのはあり得ますよね。

仮説② ボークセンは特質系能力者?

ポイントとしては、ボークセンは念能力未覚醒。でもドッグマンによって念系統は十中八九バレているということ。

とするとモレナ達が探していたのは、特質系能力者だった?
そして、たまたま特質系の才能を秘めているボークセンが狙われた?

なぜなら他の5系統(強化、変化、具現化、操作、放出)はまぁいくらでも見つかるので、わざわざ探す必要ないですからね。
ところが特質系となるとそうはいかない。

モレナは特質系能力を使って、何かをしようとしている?

どちらかというとこちらの説のほうが有力かなぁ。

いずれにせよ、こうしてボークセンがモレナ一味に拉致されたことにより、モレナ、ツェリードニヒ、私設兵(ツェリ同級生)という関係性がより複雑になり、面白くなってきましたね。

謎の決闘デュエル、開幕

そうしてボークセンを自らのアジトまで連れてきたモレナたち。

ここでなぜかモレナは脅迫ではなく、交渉ゲームという謎の決闘デュエルを挑むことに。

これまたハンターハンターらしい複雑なゲーム性…
まとめるのが疲れるまとめがいがあるぜ!

それではさっそくですが、お手元の資料をご覧ください(ビジネスマン風に)。

交渉ゲーム ルール

…まったく、プレゼン資料を作らなきゃならない漫画なんてHUNTER×HUNTERぐらいのもんだぜ!

イカれてるぜ!!Hahaha

交渉ゲームのポイント

1. ボークセンの勝利条件

交渉ゲーム最大のポイントは、ボークセンの手札のうち最後に残る1枚はなんなのか?

これに尽きます。

その、最後に残る1枚はというと、YesNoX(どちらでもない)の3パターン。
必ずこの中のどれかになります。

そしてボークセンの読みでは、YesもNoも敗北と同義。
勝つためにはXを(もしくは墓場からXを回収できるリターンを)なんとしても最後に残しておかなくてはならない、という状況です。

今回の最終ページで、子のカードはボークセン自身が選ぶことを約束しました。
(モレナのイカサマ封じとして)

一見、どのカードを残せるかはもはや運否天賦なようにしか思えませんが、ボークセンはXもしくはリターンを残すことができるのでしょうか?

2. 親カード選択ターンでの”質問”

子のカード選択ターンでは、ただ選択したカードを墓場に捨てるだけ。

一方、親のカード選択ターンでは、親のカード7枚中6枚が何らかの質問をすることになります。
しかも親のカードは表面なので、ボークセンが好きに選べる。

読者として気になるのはやはり①目的のカードですかね。
なぜボークセンを引き入れたいのか?

②力(パワー)は読者目線ではすでにモレナの能力は周知の事実ですので、そこまで興味はない。

③QA(質問A)④QB(質問B)も、頭のキレるボークセンがどんな質問を投げるのか気になります。

⑤Yes?⑥No?も早めに確認しておきたいところではありますね。

⑦D(取引)での小さなお願いとは何なのか?
なんとなくこのゲームの運命を左右するのがこのDカードになりそうな雰囲気です。

なぜモレナはこんな回りくどいゲームをするのか

…という疑問があるのですが、ボークセンを脅迫するなりして”利用”するのではなく、あくまでも”仲間”に引き入れたいということですかね。

だからゲームを持ち掛けて、フェア感を演出した。

そんなところでしょうか。

まとめ

一見すると、クラピカでもカキン王子達でも幻影旅団でもない、マフィア(モレナ)とツェリ同級生組(ボークセン)のやり取りなんてどうでもいいねん…とため息を吐いている読者ももしかしたらいるかもしれません。

その上ルールが複雑な交渉ゲームの登場ですからね。

ちょっとダルくなる気持ちはわかります。

ですが僕もこうやってブログを書いて、状況を整理し理解することで、交渉ゲームがどう展開されるか非常に楽しみになっています!

ちょっとここは王位継承戦編でも正念場かもしれませんが、がんばってついていきましょう!!

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