クラピカと王子たちの話から一転、久しぶりに幻影旅団とヒソカのターン。
ハンターハンター第405話「芝居」の感想・考察です。
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前回の感想・考察
ヒソカ(本物)登場
王位継承戦編に入って、ついにヒソカ(本物)が登場しました。
第1層VIP専用カジノでギャンブルに興じるヒソカ。
ヒソカのバトルに対するポリシー
ヒソカのモノローグにて、彼の戦闘(バトル)に対するポリシーが語られます。
ボクは普通…♦
異種間戦闘にも集団戦闘にも興奮しない…
いや出来ない…♦
一人の人間と 一対一で 壊し合いたい人間なのだ♦
なぜヒソカほどの戦闘狂がキメラ=アント編に全く関わってこなかったのか?
その疑問が明かされた形。
もちろん、除念後クロロとの追いかけっこでキメラ=アントに意識がいかなかったというのもあるのでしょうけどね。ヒソカ、ニュース見ないらしいから…
ヒソカくん、大人の無邪気は邪気なんだゾ!!
人間と人間、1対1にこだわるヒソカ。
そういう意味では、天空闘技場でのクロロは、相当ヒソカの怒りを買ってしまったのだと改めて思いますね。
(ヒソカvsクロロはいろいろな考察がありますが、僕はクロロの裏でシャルナーク、コルトピ、マチが協力していた=つまり実際には1対4だった説を推していますので)
あとヒソカ、仮にも少年誌なんで一人喜悦りとか言うなw
ボノレノフ、ヒソカを発見する
ぬゎ、ぬゎんと!黒服のヒソカは変身していたボノレノフだったァァ!!
…というのはまぁ、正直いってわかりきっていたことでした。
見た目を変えることのできるキャラが結構多いので(薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)を使うヒソカ自身に加え、イルミの針、クロロの転校生(コンバートハンズ)など)、ボノレノフの変身した姿だと断定するまではいきませんでしたが、少なくとも黒服のヒソカは偽物の可能性がかなり高いだろうな?と。
最大の違和感はやっぱり、語尾にスート(♠♧♡♦)が付かなかったことですね。
語尾に”・・・”だったり、”?”がつく質問形式のセリフが多かったので上手くカムフラージュしていた感じでしたが、オレには理解!!
ボノレノフは、クロロの指示でヒソカに変身し船内を徘徊していました。
そして、クロロの見立て通りマフィアが接近し、旅団とヒソカがぶつかり合うのを避けようと交渉してきました。
ここらへんは第393話、映画館でヒンリギがヒソカ(に変身しているボノレノフ)に接近してきたところの話ですね。
そしてボノレノフは、ヒソカの姿のままヒソカ(本物)とばったり鉢合うと非常にマズイので、別の姿に変身することに。
ここでチョイスしたのはかつて旅団に捕らえられた男、陰獣・梟!(だよね?)
なぜそいつをチョイスしたw
そこから話は少しさかのぼります。
【悲報】リンチ=フルボッコちゃん、死んでいた
質問しながら相手を殴ることで噓偽りのない情報を知ることができる放出系能力“体は全部知っている(ボディアンドソウル)”の使い手、リンチ=フルボッコちゃんはすでにボノレノフに殺されていたことが判明。
いきなり偽ヒソカ(ボノレノフ)の正体がバレてしまったため、口封じで始末されてしまいました。
特質系でもないのにパクノダの記憶を読み取る能力に近い“発”を持つ、なかなかレアなキャラクターだったのですが、あっけなく退場となりました。
そしていくらリンチのほうから攻撃してきたとはいえ、女の子を一切の躊躇なく始末してしまうあたり、やはりボノレノフも幻影旅団のメンバー。非常に非情なのだ(ダジャレ)。
(…ちなみに非常に非情なのだの元ネタはこちら↓ 超名作です)
【朗報】IQ低めなボノちゃん、推せる
成り行きでリンチを始末してしまったボノレノフ。
その相方のザクロ=カスタード(点滴男)はあえて生かしておきましたが、その自らの判断を自問自答。
上層階へ来るために点滴男の方は生かしたけどこれって問題あったかな…?
(中略)
上手くいけば2人が別れた後で女が何者かに殺されたって事に
…なるか?…なるよな?
(中略)
マフィアが大挙してヒソカを殺りに上層へ押し寄せるなんて事には多分ならない!!
…はず…だと思う……けど…
わからん!!
やべぇ。
低めなIQで一生懸命考えるボノちゃん、推せる…
王位継承戦編、どいつもこいつも頭がキレキレでしたので、ここにきて常人らしい思考力のボノちゃんが急にいとおしくなってきましたw
【朗報】チーム愛深めなボノちゃん、推せる
平静を装っているクロロ、その心の内はドロんドロんのグッチャグチャであることは旅団メンバー全員がわかりきっていました。
てかクロロって感情がモロ顔に出るタイプだもんね。
ボノレノフの願い“本当はヒソカの始末はフィンクス達に任せたい”というのはいろいろな意味で受け取れるのですが、今のクロロの精神状態でヒソカと再戦したならば、取り返しのつかないことが起きかねない、というようなニュアンスでしょうか?
クロロ… お前がNo9を欠番にしてる時点で オレ達……わかってるよ
ヒソカで…もう終わりにしようぜ この芝居…
No9は、パクノダですね。
No9を欠番にする理由、そして今回のサブタイトルでもある「芝居」とは?
これを正しく理解するのは相当な読解力と想像力が必要になってきますね…
僕なりの解釈ですが、「幻影旅団」とはもともとは演劇団だったんですよね
(38巻収録の旅団過去編より)。
つまり、「幻影旅団」という組織そのものが「芝居」。
だから、ヒソカへの復讐が終わったら、もう「幻影旅団」を終わりにしよう。
という意味なのかな?
後述の通り、旅団結成当初の目的であるクズ共への復讐は果たしているわけですし。
…ただ、ボノレノフは旅団初期メンではないので、単なる子供たちの演劇団としての旅団を知らない(知っていたとしても体験はしていない)わけなので、ちょっと説得力薄いかなあ?
まぁともあれ、初登場時からは考えられないくらいよう喋るボノちゃん。
そして前述の通り旅団初期メンじゃないのにこの深いチーム愛。
やっぱりボノちゃん好きだー!!
リンチ=フルボッコの死は物語にどう絡む?
ちょっと気になるのは、旅団メンバー(ボノレノフ)がシュウ=ウ一家のメンバーであるリンチを殺っちゃったこと。
一方でノブナガ組はシュウ=ウ一家と手を組んでいて、関係は良好です。今のところは。
でも、マフィアというのは、自分のファミリーの一員をやられたら黙ってはいませんよね。
メンツとプライドにかけて、自分たちの顔に泥を塗った奴は地の果てまでも追ってくるでしょう。
そうなると幻影旅団、エイ=イ、シュウ=ウの3つどもえの争いになってもおかしくないかも。
そこにシャ=アはどういう動きをするかとか、ケツモチの王子達はどう絡むかとか。
本当にここまでは均衡(バランス)が取れていたけれども、ジェンガの終盤のようにいつ崩れるかわからない状況ですね。
リスノース氏の死から10年、というニュース
唐突に「子供の未来(ママヘルプ)」財団理事長リスノース氏の惨殺から10年…というニュース映像と共に映るクロロの姿。
鼻のイボと口元のホクロでわかりやすいですが、こいつは旅団の過去エピソードに登場した、サラサを惨殺したゲス共のリーダー格の男ですね。
幻影旅団は最初の目的であるサラサ殺害犯への復讐をすでに果たしていた、というわけですね。
きっとこの男、想像を絶する拷問の末に死んでいったのでしょうねぇ…
ちょっと興味はありますが。
幽遊白書の魔界統一トーナメント終了後に登場した、軀を操り人形にしていたクズ男「奴隷商人 痴皇」のように、じわじわと生き地獄を味わったのでしょう。
因果応報、残念でもないし当然。
再びノブナガたち
モレナ達が敵対するマフィアのみならず、一般人までも手にかけていることから、モレナの目的である全てを壊す、そして“恋のエチュード(サイキンオセン)”による念能力開花までもピタリ読むノブナガ、フィンクス、フェイタン。
このあたりの読みはさすがに百戦錬磨ですよね。
そしてエイ=イ一家を潰すことをノブナガ達に託し、シャ=ア組事務所の扉がついに開く。
これは第5層から第4層へと通じる扉ですね。
ここで突然にブッ込んでくるのが冨樫義博という男。
なんと、シャ=ア一家若頭オウ=ケンイがモレナと通じているっぽいシーンが!!
なぜ組の垣根を越えて手を組んでいる?
2人の関係性は?
メリットは?
わからないことだらけだぜ…
場面はモレナたちへ
動き出すドッグマン
モレナの側近、ドッグマン。
やたら濃ゆいこの男が遂に動き出すようです。
半径5mで系統の嗅ぎ分け可能 2mで習得の有無も
近づいて頭嗅いだら識別100%!!
マジかよ。今まで他者の系統を見分けるやつなんていなかったし、そもそもそんなこと出来るだなんて思っていませんでしたから、こんなんアリか?って感じですね。
嗅覚を強化する能力者なのかな?ドッグマン強化系だし。
ただ単に嗅覚がすごいってだけでは釣り合わないくらい優れた能力ですからね。
そんなドッグマンを使ってモレナが探す能力者とは?
もしかして、クロロが探しているお宝=ヒソカを確実に殺るために必要な能力者(ページ)というのもそいつのことなのか…?
モレナとクロロの争奪戦が始まるのか…??
いろんなところでいろんな事柄が絡み合ってきたねぇ!!
ヒンリギにバトルを挑みトンズラした奴ら、レベルアップ
コミックス38巻冒頭で3人組でヒンリギを襲い、尻尾を巻いて逃げた2名がレベルを上げて再登場。
モレナの能力、“恋のエチュード(サイキンオセン)”はレベル20での念能力開花が目立ちますが、それだけではなく、レベルが上がれば上がるほど、オーラの総量や威力が増していきます。
まるでRPGのよう。
ということでレベル50台まで上がったこいつらは、もはや過去とは別人。
再びヒンリギを狙い、動き出します…というところで今週はEND。
さいごに
今週もマチの出番はなかったですね。そろそろマチが気になるぜ。
あと、X(twitter)での冨樫先生の進捗報告。
原稿完成の報告は407話が最後になっているので、ジャンプ掲載もあと2話でいったん終わりかなぁ。
考察は大変だけど、本当に死にそうになってるけど、やっぱりハンターハンターが無くなるのは寂しいなぁ。
とはいえ冨樫先生あってのハンターハンター。
いのちだいじに。
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