ジャンプラ2025年12月度新連載のひとつ、「羽鳥と古田の非日常茶飯事」の忖度なし感想・レビューです!
ネタバレありですので未読の方はお気をつけください。
羽鳥と古田の非日常茶飯事について
| 作者 | 野々上 大二郎 先生 |
| ジャンル | 学園、SF |
| 掲載日 | 土曜 |
あらすじ
日常は、不思議で楽しいことだらけ!
「夢中なもの」が見つからない高校生・羽鳥。
そんな彼がある日出会ったのは、街に潜む「面白いもの」を次々見つける眼を持つ少女・古田だった――…。
少しの不思議が世界を変える、(非)日常青春開幕!
ジャンププラス作品ページより引用
ジャンプ本誌で「無刀ブラック」「最後の西遊記」を連載していた野々上先生。
6年ぶりの連載作品だそうです。
ジャンプラでは以前に「竜がいたまち」という読切を上げていました。
そういえばバズっていた記憶があります。
個人的 5段階評価
では発表させていただきます…
ドゥルルルルルルルルル……デデン!!!!!
★★★★☆
星4つです!
よかった点
文句のつけようがない画力
画力に関しては申し分ないですね!
特に冒頭と、第1話のパンチラインである月を”見下げる”見開きページは圧巻でした。
ただ上手いだけじゃなくて、なんというかアニメ的な色彩がすごく目を引くなぁと思います。
そのままアニメになっても何ら違和感なさそう。
モノクロページについても、背景の書き込みが緻密。
しかも校内、カラオケ、田舎の道、城、夜空…と、いろいろなシチュエーションを描いているのにどれも上手い。相当気合いが入っていたんじゃないでしょうかね?
キャラデザもクセがなくて万人受けしそうです。
「この絵はちょっと無理っす…」っていう人はいなさそう。てか居たらもはやその人はマンガが向いてないと思う笑
主人公とヒロインもだし、序盤に出てきたメイちゃんとかいうギャルもかわいかった。ギャルはレギュラーキャラにして一向に構わんッッ
オリジナリティのあるジャンル選定
本作は学園×SFというジャンルになるのかな?
そして羽鳥と吉田が2人で”楽しいもの”を見つけるというのがメインストーリーになっていく感じか。
まだ第1話なのでわからないことだらけですが、SF(すこしふしぎ)というエッセンスを加えることで、単なる学園モノでもラブコメでもない、オリジナリティのある世界観は構築できていると思いました。
しいて言えば少し「都市伝説先輩」とは設定がかぶっているような気もしますが…
主人公たちのキャラクター性がまるで違うので、本当にしいて言えばレベルです。
イマイチな点
キャラクターへの感情移入がしづらいかも
楽しいことが何も見つけられず、周りから浮いてしまう主人公・羽鳥。
楽しいことを見つける才能を持った古田。
それぞれいいキャラクターしてるとは思いますが、羽鳥は終盤”命の危険”という人間の本能をガン無視で逆さまの夜空へワンチャンダイブ。
これはちょっとさすがにメンタル的な意味で常人離れしすぎではないかな…と思いましたね。
赤木しげるでももうちょいビビるぞ笑
例えば、楽しいことが何も見つけられない人生をこれまで歩んできたから「俺なんていつ死んでもいい…」的なことを心に秘めたキャラクターだったらまだわかるんですけど。
一方のヒロイン吉田。
周りにうまく馴染めないとはいえ、協調しようという努力は見せる羽鳥に対して、こちらは協調性に欠ける様子…
とはいえ、それは作中終盤でも語られていたように、「楽しいを誰かとシェアするのも意外と悪くない」と、これから先の改善が見込めるので良いです。全然良い。
しいて言えば謎に満ちた江戸っ子口調ですかね?てやんでぃバーローがぃ!とか言いそう。
ここが読者にどう受け取られるかですよね…
過去に読んだマンガでは「~っス!~っス!」が口癖のヒロインなんかもいましたけど、あれはすごいノイズだった。
あとヒロインじゃないけど、絶賛連載中の「血翼の猟人」ではなんJ用語を多用するキャラもいて、だいぶアレルギーでしたねアレは(作者の方もこれはマズいと思ったのか、即フェードアウトしましたけど笑)
この辺りは感じ方は本当に千差万別だと思うので、どれだけ受け入れられるかですね!
やっぱりマンガは最後はキャラクターですから。チェンソーマンなんかデンジがデンジらしくあればもうそれだけで何やったって面白いですし。
総評
さすがに連載経験者だけあって、新人作家とはレベルの違いを見せてきたなぁと思わされる第1話を持ってきました!
画力に関しては今のジャンプラでもトップクラスだと思うので、これをキープしつつ、あとはストーリー展開で魅せられれば土曜連載陣のなかでも光輝く存在になれると思います!
追記:第2話を読んで
やっぱ絵はべらぼうに上手いですね。カラーページの構図と鉄塔(?)もさることながら、透明なボールが発射されたときの軌道の表現もすごかったし、絵だけで見入ってしまいます。
縁起の悪いこと言いますが、この連載がダメになったとしても作画専念でいくらでも食っていける方ですよ。このクオリティは。
ストーリーのほうも、「消える魔球」じゃなくて「見えないボールを打ち出す」というのは意表を突かれました。
キャラクターに関しては、羽鳥が他力本願でないことを証明したいがために単独行動を取った、というのもちゃんとわかりみ深い。
ということで非常に高水準な第2話だったんじゃないかな?
6ページ目、手すりを滑ったりブランコで180°に達するまで漕いだり(危なすぎるだろ笑)、「面白いものを探している途中の2人」がすでにもう面白いことになってる、という面白さが個人的にはハマりましたね。このページだけはいい意味で脱力ポイントになっていました。
今後キャラクターが増えていけば、より面白くなる可能性は全然秘めてると思います!期待!







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