新章・七堂高校との合同ライブ編、遂に玲羽が登場!
ふつうの軽音部 第86話「嵐が迫る」感想、考察です。
※当記事では「ふつうの軽音部」のネタバレを含みます
前回の感想はこちら
案の定なんの見せ場もなく終わる数志部長
田口くんによってデバフをかけられた数志部長。
ステージ上でもピックは落とすわケーブル(シールド)を踏んで抜けるわでボロボロ。
特に挽回することもなく、あっという間に演奏は終わり、無事死亡。チーン

今回は死神に憑りつかれていたとはいえ、さすがにここまでいいところがなさすぎだろ…
ストップ安に次ぐストップ安の数志株。いつか上昇トレンドに変わることはあるのだろうか?
玲羽さん登場。水尾とのやり取り
テンション低めのまま、合同ライブ会場入りする玲羽さん。
水尾もはとっちもライブも眼中になく、すぐに会場を後にして外へ。
追いかける形の水尾と、久しぶりに2人きりで会話します。
話題は先日遭遇したDQN、川上純のこと。
水尾「あいつやっぱり荒れてた… でもそのとき俺に」
玲羽「あのさぁ 私もうあいつに何の興味も無いんやけど あんな負け犬に…」
水尾「は…?今なんて言った?なんでそんなこと…」
玲羽「………」
水尾「…なんかあったんか?」
玲羽「…言いたくないから 言わない」
このやりとりから伺えることとしては、
- 川上がDQN化したことを、玲羽は知らない
- 玲羽と川上の間で何かがあったっぽいが、水尾は知らない
…の2点でしょうか。
水尾と川上純の過去については第82話に掲載されていたわけですけど、
その第82話で語られた、水尾と川上純の過去エピソードにおいては、
- 川上純は「今度の大会で府大会まで行けたら、玲羽に告る」と決めていた
- しかし川上純は交通事故に遭い、右足骨折
- 最初はリハビリを頑張っていたが、あることがきっかけで不登校になった
という情報がありました。
以上の出来事を時系列で整理すると、以下のような順序になりますかね。
- 川上純「オレ、府大会に行けたら告白するんだ…」
- 川上純、事故る
- 川上純、あることが起きて不登校になる
- 水尾と玲羽、付き合う(中学3年の5月)
- 水尾と玲羽、別れる(中学3年の8月)
- 玲羽と川上純、どっかで出会って何かがあった
- 水尾たち、中学卒業
- 川上純、DQNと化す
…といったところでしょうか?あくまで予想ですけれど。
ちなみに水尾と玲羽が付き合って別れた時期は、第39話で明言されてます。

いずれにしても川上純が不登校になった出来事というのがかなり鍵を握っていそうです。
ただそれはそれとして、水尾と玲羽が3ヶ月とはいえ付き合うことになったのもけっこう謎なんですよねー。
水尾は、「川上純が玲羽にホの字(死語)」ということを知っているわけです。
それを知った上で、その玲羽と付き合うような…水尾はそんな男なのか?と言われると…
普通に考えると絶対に違うんですよね。
この散らばったパズルのピースをどうキレイに合わせるつもりなのか。
クワハリ先生の描いた画を楽しみにしております。
トゲトゲピーナッツ、出番
七堂高校の2番手、「適当に答えといて」の出番はその名の通り適当に終わり、続いては谷九高校側の2番手、トゲトゲピーナッツが登場。
デイドリーム/reGretGirl

合同ライブ編、初めての実在曲。トゲピー優遇されてますね。
僕はこちらのバンドはご存知なかったんですけど、男性3人組のバンドなんですね…
てっきりガールズバンドなのかと。
Number Girl的なアレなんですかね。
Mrs. Green Apple的な…?
ゲスの極み乙女的な…?そういうアレなんですかね。
鶴副部長、オナる
なんでもボーカルの吐月ちゃんが、中学時代から付き合っていた彼ピと3日前に別れたばかりだそう。
当然のようにその情報を知っているのが怖いんですけど笑
で、その寂しさとかやるせなさとか、愛しさとか切なさとか心強さとかがボーカルに乗っかっていたみたいで、それをオカズに鶴副部長はひとりでイッちゃってました。
まぁ正直鶴副部長のオ●ニ―はどうでもいいんですけど、鷹見いわく「吐月の声質はいい」らしいです。なんだか今後、露出が増えてきそうですね、トゲピー吐月さん。
玲羽さん、トゲトゲピーナッツに棘を刺す
ただでさえテンション低めでイライラしていた玲羽さん。あの日でしょうか
トゲトゲピーナッツの下手っぴな演奏がお気に召さなかったようで、トゲトゲピーナッツ一同を公開処刑。
良くも悪くも空気なんぞ読まない玲羽さんですね。

トゲトゲピーナッツが棘を刺される…なんという皮肉でしょうか。
このピリ付いた空気に反応した人物は3人。3人いる!
1人目:鶴副部長
このガチンコ!ばりに一触即発、一体、どうなってしまうのか?な事態に颯爽と割って入ったのは鶴副部長。
ここは副部長として、先輩として、すかさず後輩を守りに入ります。

だからさぁ…
こういうときに後輩を守るのがお前の役目だろうよ、数志部長よ。
まぁ近くにいなかったのかもしれないけどさあ。算ちゃんも居ないし。
逆に言うと、こういうときは本当に頼りになるね、鶴さんは。
蛇の道は蛇、とでも言うのかな。
2人目:鷹見項希
「いや純粋に疑問なだけ あそこまでヘタならやってても楽しくなくない?
練習とかめんどいのに わざわざ聴く側じゃなくてやる側になる意味ってあるのかなって」
玲羽のこの言葉に冷たい視線を送るのは、谷九軽音部のエース鷹見でした。

何がそんなに鷹見の逆鱗に触れたのか?
「トゲトゲピーナッツだって俺たちの大事な仲間だ!」ってキャラではないでしょうし。
それはハロウィンライブ編を経て、自分の気持ちに折り合いをつけた、あの第72話をよーく読み返せば自ずとわかります。
鷹見は自分自身を、その高い音楽スキルとは裏腹に「なんてつまらない人間なんだろう」と自己評価しています。
また、「高校生のうちは音楽活動をやっていたい(かと言って将来プロを目指すとか、そんな立派な目的はない)」とも考えています。

そんなわけで今の鷹見は、
凡人が、ただ楽しむためだけに音楽をやっている。
けど、それでいいじゃん!
と、ようやく自分自身の音楽活動を肯定できるようになったばかり。
なので、自分と似たようなエンジョイ勢の(演奏スキルは天地だけど)トゲトゲピーナッツがディスられたことは、自分自身の音楽への向き合い方も否定されたように感じたんでしょうね。
鷹見の心情は、しっかりとこれまでの流れを抑えておかないと理解がむずかしいですね~。
なんとも考察のしがいがあるキャラだ。
3人目:幸山厘さん

うわぁ!お前は気づかなくていいんだけど!!
余計に事態がややこしくなるから~!!笑










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