指川、on Stage!!【ふつうの軽音部 75話感想】

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ふつうの軽音部 感想
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鶴副部長のカウンター開始!!
そして、巻き込まれた指川先生はどうなる…?

ふつうの軽音部 第75話「誘惑に溺れる」感想、考察です。

※当記事では「ふつうの軽音部」のネタバレを含みます

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前回の感想はこちら

鶴副部長の計画、発動。

先週の厘のレスバは完璧に鶴副部長を追い詰めたかに見えましたが、とどめを刺すには至らず。
指川先生と軽音部員たちの軋轢から、ピリピリとした空気の中、演奏を再開したハッセーズ。

これまでの出来事は”茶番”と吐き捨て、ここからがスペシャルステージ開演とぶち上げる鶴副部長。
そのウルトラCの策とは…?

引用元:ふつうの軽音部 第75話

指川先生をゲストボーカルとして壇上に立たせることでした。

僕はてっきり指川先生の思い出の曲でも演奏して、いい感じにエモくするのかなと思っていましたが…
想像の遥か上をいかれました。
まだまだ僕も読みが甘いですね。

普通なら乗ってこないシチュエーションですが、鶴副部長のお膳立てはしっかり仕込み済み。

①指川先生のヒトカラで歌っている十八番置きをしっかりリサーチしておいて、

引用元:ふつうの軽音部 第75話

②指川先生の背中を押させるキャバ嬢役をビジュアルつよつよの2人に任せ、

引用元:ふつうの軽音部 第75話

③軽音部員と険悪な空気にさせ、思考停止状態に陥らせた。
 結果、「もうどうにでもな~れ」状態の指川先生の完成。

その結果、指川先生は「もうやるしかねぇズラ!!」という状況に。
あくまでも指川先生の意志でマイクを取った、ように見えてしっかりと行動をコントロールされている。

鶴副部長…恐ろしいマインドコントロール能力です。

指川、熱唱!

GLAY/誘惑

さっきからハッセーズが演奏していたのは、国民的ロックバンドGLAYの代表曲「誘惑」!
ドラムから始まるイントロが印象的な、昨年の紅白歌合戦でも演ったGLAY最大のヒット曲です。

指川先生は確か40台前半くらいだったかと思いますが、まさにGLAY黄金時代を体験してきた世代ですね。
僕もだいたい同じような世代ですけど、まさにGLAYは”社会現象”と呼ぶにふさわしいバンドでした。

少し自分語りをさせてもらいますが、僕はGLAYファンクラブ会員で、今年の東京ドームライブにも行きました!
好きなバンドが作中に登場するのって嬉しいですね。

歌詞とのシンクロがいつになくすさまじい

指川先生とGLAY、世代的なマッチ度の高さもありますが、歌詞がストーリにシンクロするわするわ!

キワどい視線を振り切って
→ 軽音部員たちの冷ややかな視線を振り切って歌う指川先生。

嘘も真実も駆け引きさえもいらない
→ 駆け引きに敗れた厘への強烈な皮肉。

今はオマエが誘うままに
→ 当然、鶴副部長の誘いのことですね。

oh 溺れてみたい
→ 何かがおかしいとはうっすら感じながらも、今はこの誘惑に溺れたい。
  そして!ここで!ここでサブタイトル「誘惑に溺れる」がバックに!!

Because I love you
だって私(鶴)は 軽音部を………(愛している)

やべぇよ…やべぇよ…
久しぶりといってはアレですが、久しぶりにクワハリ先生のシナリオと選曲センスに舌を巻きました。
出内先生の演出も光りすぎです。

鶴副部長の思惑が明らかに

指川先生の熱唱で、冷めきったオーディエンスは一転、大盛り上がり。

ここにきて遂に鶴副部長の真の狙いが、彼女のモノローグとして明かされます。

彼女の狙いは、まず軽音部をグッチャグチャに叩き落して、それを反動として音楽の力で最高のカタルシスをみんなで味わうこと。
まさに今実現している状況そのものです。

引用元:ふつうの軽音部 第75話

彼女が「カタルシス」「青春」というワードを多用しているのも、今ならよくわかりますね。

そしてそのためなら、危険な橋だろうと躊躇いなく疾走はしる。

引用元:ふつうの軽音部 第75話

冷静沈着な策略家と思いきや、頭のネジが外れたクレイジーガールでした。
だからこそ厘にも、鶴副部長のムーブは読み切れなかったのかな。

鶴副部長は、厘が思う”常識”では読み切れない人間だった、と。

まるで”理”を軸として、コンスタントな成績でヨシ!とする常人ニセアカギが、本物の”鬼”であるアカギの領域には決して踏み入れることはできなかった、そんな感じです。

GLAYのライブをよく理解っている両先生がた

今週の話で僕にめっちゃ刺さった2コマを紹介します。

まずはこちら。何らかの台座?に左足を乗っけて歌う指川先生。

引用元:ふつうの軽音部 第75話

これGLAYボーカルのTERUさんがライブ中によくやる歌い方なんですよ!
足を前後に大きく開く歌い方は、TERUさんの大きな特徴のひとつです。

さらにこちらも。

引用元:ふつうの軽音部 第75話

「カモーン!!」も本当に何度もTERUさんがライブで叫ぶワード。
観客に歌わせたり、コール&レスポンスを求める際には必ずと言っていいほどカモーンします。

ただ曲を聴いているだけじゃなくて、ライブあるあるまで抑えている…
確かクワハリ先生もGLAY世代だったと思うので、さすがです。

欲を言えばTERUさんの代名詞であるあのポーズもやってほしかったけどな。
FC会員として――― プロとして―――

鶴副部長の”計画”ははとっちまで取り込む…

今週のラスコマ。
まさかまさか、鶴副部長の”最後の一手”は…はとっち?

当の本人はプロトコルとの対決も終わって、のん気にライブを見つめてますけど笑

これさぁ、はとっちまで担ぎ出されたら、厘からしたら決定的かつ屈辱的なトドメの一撃になるな!!

計画を根っこからバキバキに折られただけじゃなく、唯一神のはとっちまで計画に持ち出される屈辱といったら…

いつの間にふつ軽はNTRものになったんだ?笑

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